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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第36話 親子
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かなズレ程度ならば、まだ説明が付く。だが、あり得ないほどずれるとすれば、それは過程で間違いがあったからズレるという事。

 勿論例外はある。身体強化や、武装強化はこれに当てはまらない。あくまで個人技量や、体の限界なども考慮しないといけないのだが……、まぁこれは置いといて。

 流の場合。デバイスを使って攻撃をしているにも関わらず、その放った攻撃……つまり、本来出さなければならない値が毎回あり得ないほど異なっている。

 しかも、それは分かりやすい部分で、違和感となって出ていた。撃つ度に微妙に威力が極端に上がったり、下がったりしているという事。

 それに気づいて、今回相談してみたんだけど……。

「うーーん。流でこれなら……はやてちゃん達も不味いんじゃないかしら」

 ということだ。シャマル先生なら調整が出来るんじゃないかと思って相談したら、自分から仕事を作ったんですよ、この人。

 で仕方ないから……。

 ――――

「……以上、リンカーコアを中心としたマッサージ法何だけど……大丈夫?」

「助かります。まぁ、無理しない程度でやってみますねー。それでは、失礼します」

 ……正直に言いますと、これ無限書庫で見た方法と一緒だー! ってなことをシャマル先生には言えるわけも無く、せっかく丁寧に教えてくれた以上、知ってる! とか言えず、ずっと説明を聞いてた。
 と言うか、前に教えてくれた方法のまま……手に魔力を込めて、淀んだ流れを戻すようにやればいいんだね。

 てくてくと廊下を歩きながら、ふと思う。ここ数日の事を。

 流→お風呂→マッサージ→アハッ♪

「フンッ!」

 変なことが頭を過ぎって、思わず頭を壁に叩きつけて、煩悩を飛ばす。落ち着きなさい叶望震離。周りが変な目で見てようが気にしちゃ駄目。何か遠くでリインさんが涙目になって何処かに飛んでいったけど、気にしちゃ……うん。駄目だよ。
 あの時と同じ……様に、うん。アレの魔力を込めた版でやればいいんだよ。

 しかし問題がなー。あ、そうだ。夜に行けばいいんだよ。そうしよー。


 ――side響――


 テキパキと、リズムよく書類やデータを整理していく中、ふらりとやってきたなのはさんが、スバルとギンガの側へ行き。

「スバル。ティアナはどうしたの?」

 流の援護を受けつつ書類整理をしているスバルに聴くけど、心ここにあらずと行った様子で頭から煙が出そうな感じになっている。その代わりに。

「やが……はやてさんと共に、本局へ同行されました」

 一瞬名字で呼びそうになったのをなんとか堪えて、名前に言い直す流を見てなのはさんの顔が綻んだ。その間にギンガがスバルの裾を引っ張って、心を戻して、なのはさんの方に視線を向け
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