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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第35話 勢い余って愛を、一歩前進していく
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この反応を見るに、流はあれをずっと見ていたんだ。何時から覚醒していたのかわからないが、それでも私と戦ったことを。
気にしないで、といいたいのに、上手く口が動かない。
目の前が真っ暗になる。足元がおぼつかない。
「わた……し、は」
何かを言いたそうにしている。けれど、ひくっとしゃくりあげて言葉になっていない。それでも、言いたいことははっきりと分かった。
伝わってきた。
すると、自然と目の前が明るくなり、いつかの時の様に、ベッドの上に座る流に抱きついて。
「大丈夫だよ」
酷く体が震えている。胸の中で声を上げて泣いている。何かを伝えようとしてくれる。だけど言葉になっていない。
「ほら、私はこうして生きている。だから、大丈夫」
自然と私の目からも涙が溢れた。どこかが痛いわけじゃないのに、自然と溢れた。思えば自爆同然の戦闘で、勝手に自滅していった。だけど、自分の事なのに、そんな無茶をした理由をずうっと考えてたけど、結局分からなかった。
いや、違う、分からないフリをしてたんだ。
分かってる。あの場の最善手は私の無茶なんかよりも皆の突入まで時間を稼げばよかった。
分かってる。あの魔力量に、あの結界を張れる人相手に勝てる可能性は万に一つだけだったと。
それなのに私は、こう考えた。
疾く取り戻さなきゃって。
なんで、私はこう思ったんだろう? あくまで私と流は一部隊の同僚。年下とは言え、今の私よりも階級は上で、ランクも上だ。
そもそも、遺跡の時もそうだ。私がすることじゃないだろう? だけど、私はなんで……。たまたま同じ部隊に入れられたから? 一緒に組まされることが多いから?
そもそも私が抱いてるこの感情は……?
アグスタで守ってくれたから? 遺跡で身の上話を聞いたから? 砲撃から守ってくれたから?
どれも違う。それは答えじゃない。もっと根本的な……。いや、それも違う。
私は、私は――。
自然と抱きしめる腕に力が入る。自然と胸が、心が暖かくなる。そうか、私はこの子のことが好きなんだ……?
いやでも待って。好き……か? いや、もっとこう……違う。好きじゃないけど、なんだろうか……これは、そうだ。ほっとけ無い様な。でも、元気がなかったら励ましてあげたいし、そもそも全面的に信頼もしてる。遺跡で初めて話を聞いた時凄く嬉しかったし。
顔が赤くなる、熱を帯び始めてくる。それはつまり私の心はこの答えを既に出してる事になる。
いやいや待って、違うんだ。違うの。違う違う。流を抱く手が汗で湿る。気がつけば流は安心したのか既に泣き止んでた。そして。不思議そうな顔で、
「……何故、貴女は私を気にか
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