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三つの駅前
第一章

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               三つの駅前
 近鉄大阪線の方ならご存知の方もおられるでしょう、かつて桜井と八木、高田のそれぞれの駅前は独特の趣がありました。
 まずは桜井駅ですが商店街は沢山の店がアーケード街の中にありました。散髪屋さんがありたこ焼きを売っていて大きな何階建てかの食堂も小さな百貨店の様なお店もありました。
 食堂でカツ丼を食べたりおうどんを食べたりしてそこからボーリング場に行くとそこにはゲームセンターもあってそこで色々なゲームも楽しめました。お好み焼き屋さんや中華料理屋さんもあってパン屋さんの前に行くとそれだけでいい匂いがしました。
 八木駅は八木駅から降りて八木西口の方に行く時にすぐに大きな本屋さんがあってその横には古本屋さんがありました。どちらも中々面白い本がいつもあって掘り出しものを探すには最適の場所でした。
 ゲームソフトを売っているお店やおうどん屋さん、ロッテリアといったお店もありましてそうしたお店を左右に観つつ時には入り八木西口駅の方に向かいますと古い団子屋さんもありました。このお団子屋さんは今もあるでしょうか。そうしてニチイという七階建ての百貨店がありました。
 ここには沢山のお店があって遊ぶのに全く困りませんでした、六階のゲームコーナーでどれだけ遊んだでしょうか。ゲームに飽きれば同じ六階の本屋さんで本を探してお腹が空いてお金があればすがき屋に入ったり軽食を楽しんでいました。
 八木駅はもう一つ近鉄百貨店の方に行っても色々なお店がありました、上本町の百貨店と比べると幾分小さいですが白い百貨店の中はとても奇麗で楽しい場所でした。そこでもゲームソフトを買ったりおもちゃを見たりしていて傍にあったダイエ―に入ることも多かったです。
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