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聖国のジルフリーデ 〜勇ましき姫と気高き女騎士と、男勝りな女戦士と妖艶な女盗賊は、媚薬の罠に乱れ喘ぎよがり狂うも、心だけは屈しない〜
第9話 汗ばむ淫らな女傑達は、媚薬の罠に勝利する
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ジルフリーデを待っていたのは――後背位(バック)の体勢による抽送(ピストン)の再開であった。先程よりもさらに奥深くへ届いてしまう状況に陥り、ジルフリーデは理性では拒絶しきれない快楽に眼を剥き、絶叫する。

「もう充分だろう、好きなだけ抵抗しただろう! 諦めろ、受け入れろッ! 孕め、身籠もれ、全て俺のモノとなれッ!」
「ひぃいうぅううっ! で、できません、諦めませんッ! 私を信じてくれた仲間達のためにも……私を連れ戻してくれた仲間達のためにも、私は絶対ッ……はぁあぁあぁうっ!」
「強情な娘だ……! ならばその仲間達共々、国民全てに帝国人を孕んだ姿を見せてやるがよいッ! そらそらァッ!」
「ひぃぃいっ!? んぁあぁっ! はぁ、はぁああっ! あ、あぁあんっ、はぁあぁあぁあうっ!」

 だが。仲間達の呼び声により媚薬効果を乗り越えた、今の彼女は。
 激しく突かれ巨峰を揺らし、羞恥を煽る水音を立て、ただひたすらに喘ぎながらも――降伏を拒み、屈しない。

 そんな姫君の姿に、とうとう苛立ちを覚えたアンジャルノンは――決して逃がさないという強固な意志で、ジルフリーデのふくよかな臀部を掴み。その最奥の子宮を剛剣で突き、嬲り、抉り続ける。

「ぁあぁあぁあっ! はぁあぁっ、うぁあぁぁんっ! ひ、ひぃ、ひぃいいぃっ!」

 その威力に、気を失いかねないほどの快楽を覚えながらも。ジルフリーデは残された気力だけで意識を保ち、ベッドのシーツを握り締める。
 どれほど身体が痙攣しても。自身の膣で、アンジャルノンの剛剣を締め付けても。心だけはもう、負けない。快楽にだけは、屈しない。

「ひあぁあぁああーっ! あん、あぁあぁんっ! うぁあぁああんっ!」

 どれほど激しく突かれ、嬌声を上げても。その瞳だけは、気高き姫君であり続けていた。
 後背位である以上、その眼を見ることは叶わないのだが――見えずとも、彼女の貌を悟ったのか。征服欲をさらに滾らせたアンジャルノンは、今度こそ「種付け」を実現するべく、ラストスパートに突入していく。

「孕め! 孕め孕め、孕めぇぇえッ! ジルフリーデェェッ!」

「んぁああはぁあぁああぁうっ!」

 そして、熱く絡み合う双方が、過去最大の絶頂を迎えた瞬間。

 前よりもさらに昂り、膨れ上がる剛剣に込められた白濁が。押し当てられたジルフリーデの子宮口に狙いを定め、発射される――

「ぬぉっ……!?」

「ぁはぁあうっ!」

 ――直前。アンジャルノンの首を狙って、無数のナイフが突然飛び掛かって来たのだ。

 その切っ先に猛毒が塗られていることを瞬時に察知した巨漢は、鎧を着ていない今の状態では回避に徹しなくてならないと悟り。膣内射精に至る寸前で、自ら剛剣をジルフリーデの「聖域」から引き抜き
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