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聖国のジルフリーデ 〜勇ましき姫と気高き女騎士と、男勝りな女戦士と妖艶な女盗賊は、媚薬の罠に乱れ喘ぎよがり狂うも、心だけは屈しない〜
第7話 勇ましき姫は、処女喪失に乱れ狂う
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「……ふふ。もはや準備万端、どころではないようだな」
「は、はぁあ、はぁ、はぁ、はあぁあッ……!」

 それから長い間、休む暇もなく秘所を責められ続け――すでに姫君の「聖域」は、狂おしく男を求めてしとどに濡れていた。ベッドに染み込む愛液の匂いが、獰猛なオスの剛剣に烈火の如き昂りを齎している。

「もはやここにいる俺達は、ただの『男』と『女』に過ぎん。……そして俺達の間を遮るものはもう、何も無いッ!」

「……ぁっ!」

 ――そして、いよいよ。その時が、来てしまった。

 身を乗り出し、ジルフリーデの柔らかな太腿を掴んだアンジャルノンは。そのまま彼女の股を、大きく開かせ――アリアレイテに見せ付けるかのように、姫君の「聖域」を露わにする。
 すでにその入口(・・)には――女を妊娠させることに執念を燃やす、獣欲を帯びた剛剣が充てがわれていた。

「ジ、ジル、ジルッ! お、お願いです、どうかジルだけは……!」
「母上、母上ぇっ!」
「ふははは、こんな時でも母上か。美しき母と娘の愛だな……泣けてくるぞ!」

 そんな言葉とは裏腹に、ジルフリーデの肢体に覆い被さるアンジャルノンの剛剣は――彼女の純潔に触れ、その奥へと侵入しようとしている。

「はッ……!? あ、が、ぁあぁあッ……!」

「見ておけ……よぉく見ておけよ、ジルフリーデ。お前が晴れて『オンナ』となる、歴史的瞬間だッ!」

 強烈な異物感と、痛み。それさえも塗りつぶしてしまう、至上の快楽。その両方が姫君の全神経を襲い、彼女の心を飲み込もうとしていた。
 紅潮した頬も潤んだ瞳も、唇から溢れ出る嬌声も、しとどに全身を濡らす汗も――男を求め、悦びの悲鳴を上げる「聖域」も。彼女自身の意志によるものではない。

「入るぞ……入るぞッ!」

「あ、あぁあ、はぁあぁッ……! あ、ぁ、あぁッ!」

 が、そこにはもはや何の意味もないのだ。気高き聖国の姫君は、欲深な帝国軍人の「オス」を、その全身で受け入れようとしている――そんな現実だけが、全てなのだから。

 ――そして、ある程度の深さまで剛剣が沈み込む瞬間。

「あっ――!」

 何かが切れる(・・・)ような感覚が、ジルフリーデの神経を襲い。

「……ふふッ」

「あっ、あぁ、はぁあッ!」

 同時にそれを感じ取ったアンジャルノンが、ケダモノの笑みを浮かべた瞬間。

「うぁあぁっ――あ、はぁっ、ぁ、あぁッ! はぁぁあぁああぁああーッ!」

 「オス」の味を押し込まれたジルフリーデの肢体が、「絶頂」という歓喜の悲鳴を上げ――その時(・・・)が、ついに訪れた。

 あまりの衝撃と快楽に、眼を剥いた彼女の絶叫が天を衝く瞬間。
 彼女の「聖域」への侵攻と支配を果たした猛将の
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