父と娘と男と女D
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<グランバニア>
ティミーSIDE
自室に天空の剣を置き、みんなの所へ戻ろうと廊下を歩いていると、ポピーとコリンズ君に文句を付けられた!
「アンタ尋常じゃないくらい汗臭いわよ!私に遠慮しないでいいから、先にお風呂へ入りなさいよ!」
失礼なのか優しいのかよく分からない…
「俺達はもう一汗かくから、先どうぞ!お前はもう汗かく事ないだろ!?」
はい。失礼なだけでした。
お言葉に甘えて(?)先に入る事にした。
脱衣所で服を脱いでいると、浴室に先客の気配が…
脱衣籠には紫のターバンが…
(ガチャ)
僕の後ろで浴室への扉が開く音がした。
慌てて振り向く…
その時僕は、時間が止まる事を心から祈った…
そこにいたのは驚いた顔のリュリュ!
濡れた黒髪、細い体に反比例する大きな胸、括れたウエスト、そして…
手を伸ばせば届く距離に裸のリュリュが居る!
風呂上がりのリュリュは色っぽい…
どうすればいいのか、どうしたらいいのか、分からない………
リュリュの視線が僕の腰に向かう。
僕もつられて視線を移す…
!!!
僕は裸だった!
慌てて脱いだ服を掴み股間を隠す!
「ごめん!!し、知らなかったんだ!!ごめん!!」
しどろもどろになりながら脱衣所から廊下へ逃げ出す!
壁にもたれかかり大きく深呼吸をする…
「……ったく!ヘタレねぇ〜…」
「あんな美味しいエサを前に逃げ出す意味が分からんな!」
廊下では事の次第を見守るバカップルが1組…
「お、お前等…!リュリュが入浴中なの知ってたな!」
「知ってたに決まってるじゃない!」
「な!ふ、ふざけるな!!」
「ふざけてないわよ!私達の為に、お父さんに立ち向かってくれた優しい兄へ、お礼をしたかっただけよ!」
「そうだぞ!ヤったもん勝ちだぞ!」
何で僕はコイツと親友なんだ?
「あのねぇ〜…何れリュリュにも彼氏が出来るのよ!それを指くわえて見てるの?どっかのバカ男に犯されちゃうのよ!いいの!?」
ぐっ!
正直…良くない…!
でも、リュリュの自由を束縛する権利は僕にはない!
「お前等の言い分だと、リュリュの心を無視してる!」
「心なんて後から付いてくるわよ!」
「うるさい!いい加減にしろ!僕とリュリュは兄妹なんだ!そう言う関係になるつもりは無い!」
「兄妹が何よ!血の繋がりが何だって言うのよ!そんなの気にする必要無いわよ!好きな人と結ばれるのが良いに決まってるじゃない!」
「だったら僕はリュリュの気持ちを優先する!リュリュが好きな人と結ばれる事を祈る!リュリュが僕の事を好きだったら、お前等の誘いに乗ってやる……が、それが分からない以上この話は終わりだ!!」
僕は一気に捲し立て二人を恫喝する。
「………(プッ!)裸でチ
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