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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第34話 砂漠の逃げ水
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狐の面を着けた女性。
そして。トールハンマーと叫ぶと同時に、結界へ逆十字を叩き込んだ。激しい閃光と溢れ出る稲妻で切っ先は見えない。だが。打ち込む直前に逆十字が可変し、人の拳大程のピアスが現れたのは視えた。
だが、それでも割れない。いや、正確には、なのはさん達3人の同時攻撃よりかは打ち抜けそう。でも、後一手足りない。
しかし、今度は叩き込んでる右腕をそのままに、左腕を握り込み稲妻が拳に集まる。だが、その出力はどう見ても許容オーバーだ。あのままでは腕が持たない。
やめろ、と叫ぶよりも先に。
ヤルングレイプ。そう言って左腕を叩き込み、結界に人一人分通れそうな穴が空き、中へと吸い込まれていった。
激しい閃光と共に現れ、消えていったシスターと狐の面の人。後に残ったのは肉が焼け焦げた様な匂い。つまり、あの女性は結界を破る為に腕を犠牲にしたという事。閃光で詳しくは視えなかった。だが、間違いなくダメージが残ったはずだ。
正直エリオとキャロと離れてて正解だと思った。突然の強襲に、結界破り。腕一本捨てての攻撃。いやいや。本当に。
――何だあれ?
いやいやいやいや、おかしいだろう。こちとら、今フェイトさんのリミット外す準備と、地上三点。上空一点集中の攻撃用意してる最中に、突然現れたと思ったら、一瞬でやりすぎだろうが。そして、一瞬見えたあのシスターの顔は……。
『響! 今そこになんか居なかった!?』
「え、あぁ。ライトニング5より各員へ。ロストロギアを持ち出したであろうシスターが、デカイ十字架担いで、結界殴って穴開けて、内部へ侵入した。以上」
一瞬の間。そして、俺の周りを囲うようにモニターが展開し。
『真面目に言え!!!』
色んな方々から怒鳴られた。
ただ、唯一紗雪だけは、驚いたように目を丸くしてるのが気になるが、
「……一瞬だった。入ってきたのを確認した時にはもう、結界の前まで踏み込まれてた。情けないが動きがどうじゃない。疾くて分からなかった。時雨、それより内部はどうなった?」
『……その人が入る少し前に、震離が訓練スペースに叩きつけられてから映像は途切れて、今再接続中。ただ、震離のバイタルはレッドゾーンだけど、まだ生きてる。それは本当』
「……そうか」
こんな時に安心してしまう。今でも中ではアイツが死にかけてるのに、俺達は外で見てることしか出来ない。いや、だが……。
『そして、もう一つ。今の人? その人の攻撃で障壁のレベルが大体わかった。推定でSS。仮にフェイトさんを外しても……破壊に時間がかかってしまう』
「……そうか」
ふと視線を結界の上へ。なのはさん達がいる場所へ向ける。ここからは見えないが……。
「上空は?」
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