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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第34話 砂漠の逃げ水
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は不毛だからやめとけ」
「「でも!!」」
2人から睨みつけられて、一瞬億しそうになるのをぐっと堪えて。
「でもじゃねーよ。それに冷たいこと言うけど。外組はあの結界破れなかったし、震離はアイツを30分で仕留められたという自信はあったか?」
「「……」」
結果的に結界を破壊することは出来たが、あれは中でシスターが流を抑えてくれた結果だし、震離もあの人が助けなければ危なかったしな。
「……本来なら……六課の面子だけではどっちも死んだかもしれない最悪な展開もあり得た。終わりよければって訳じゃない。だけど分かるだろう? どっちもさ」
そう言うと、気まずそうに顔を見合わせて。
「……ごめん」
「……私こそごめん。無茶したの分かってたけど、それでも届かなくて悔しかった」
まぁ、いい加減止めとかないと、キャロがかなり責任感じそうだしなー。未だに私が封印ミスったせいでって思ってそうだし。つーか、さっきから気になってたんだけど。
「奏さんや?」
「……え?」
ものっすごく、顔が青白いけど……。あ、口抑えた。あ、震離が慌てて連れてった。なんだかんだで鎮火したと判断出来るかなー?
「で、あのシスターさんともう1人が入ったのを見たのは響だけなんだけど、どうだった?」
ティアの質問と共に皆の視線が俺に集まる。まぁ、俺だけだもんな直に見たのは。
「入ってきたのは皆気付いたろ?」
「えぇ、凄い反応だったから」
「で、俺の背後に現れたんだけど、振り返った時点で既に結界の前まで寄られてた。その人が現れたであろう地点にはカートリッジの薬莢3つが宙を舞ってたよ」
そう言うと皆一瞬考え込んで、理解した瞬間青くなる。早い話が。
「……あの人が俺ごと殺すつもりだったら俺死んでた。それほどまでに実力差はあった」
それに気の所為でなければ、あの人は確かに腕が吹き飛んだにも関わらず、なのはさんとはやてさんと話をしている時、腕が戻ってた……。再生能力かもしれないけど、いくらなんでもやばすぎだろ。その上、三人がかりでも罅すら入れられなかったあの結界をあの人は単騎で、しかも穴まで開けやがった……。
しかも内部に入ってからは、震離に掛けられてた幻術を解いて、何の苦もなく、流に憑いてたやつを再封印って……。考えれば考えるほど、なんだあれ? ってなる。
つか、駄目だな。これは。なんかもう雰囲気がもー。よし。
「腹減ったし飯食べよ」
「「早!?」」
「おいおいおいおい、スバルにエリオ? 大体うちで一番二番で食べるやつに言われたかねーよ」
「「いやいや」」
全力で首振る2人をみて、腹立つわー。
「……まぁ、丁度いいのかもね。ほら皆行き
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