暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
第4話『ディスペア・リフレイン』
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る。
「フェイト、AMFも破壊が済んでいるわ。まずは服を再構築するといいわ。」
リンディに言われ、フェイトは衣服の再構築を行う。
「あとは、雅国家象徴の方ね…」
リンディが雅を見ると、雅は胃液をひたすら吐いていた。
「フェイト、雅国家象徴を安心させて。」
「わかったよ、義母さん。」
フェイトは雅を抱きしめて背中をさする。すると、雅は気を失ってフェイトにもたれかかる。
「きっと、精神的に疲れてしまったのね。雅国家象徴を家に運んだら、話を聞かせてもらえないかしら。」
「わかった。」
フェイトは転移魔法で雅と共に家に帰り、雅を寝かせて着替えると、警察庁に向かった。

「それで、雅国家象徴はどうしてあんな風になったのかしら?」
「それが、ディスペアに変身しているときに雅が所長を殴ろうとして、私がやめてって言ったら急にごめんなさいって呟きはじめて、私が呼び戻そうとすると拒絶されて、変身も強制的に解除されて…」
「その時の雅国家象徴の心象風景はどうなっていたか解るかしら?」
「子供の頃の雅が、クラスメートを殴ろうとしていて、先生がやめてって言うと、いろんな人が雅をいじめはじめていました…」
「おそらく、感情に任せた雅国家象徴が誰かを殴るタイミングでフェイトさんの言った『やめて』がトラウマのトリガーになって、旅を始める前のつらい記憶が蘇ってしまったのね。」
「それじゃあ、私のせいで…」
「そんなことないわ、フェイト。あんな状況、誰でも予測できないわ。だから自分を責めないで。」
「はい…」
「フェイトも大変だったでしょう。とにかく休むといいわ。」
「わかったよ、義母さん。」
フェイトは長官室を出た。
「嫌な事件だったわね…」
リンディはため息を吐く。

その頃、所長は取調室で取り調べを受けていた。
「研究所の資料を押収させてもらったが、どれだけの生物をお前の実験台に利用した。答えろ。」
「資料をみれば解るだろう。オルフェノクを10体、ファンガイアを6体、ネイティブワームを25体、イマジンと紅世の徒を8体、ミラーモンスターを12頭、あとは邪神を2頭かな?それよりも、私に早く新しい解剖をさせてくれ。新しい開発がしたいんだ。」
「そうか。お前のゴールはおそらく死刑になるだろう。」
「何故だ?私は化け物を解剖して未来に生かそうとしていたのだ。問題があるのかい?」
「当たり前だ!お前達のやったことはただの大量誘拐に虐殺行為だ。法的に許されない。」
「君たちだって、人を襲う化け物は殺しているだろう。私はそれと同じことをしただけだよ。」
「俺たちは国民からの要請を受け、法を乱す犯罪者と戦っている。お前のように害を放っていない国民は殺していない。」
「人間である私からみれば同じだよ。」
「そうか。犯行の肯定と動機が分かれ
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