ありふれた職業で世界堪能 3
[2/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
遺伝子改造を受けて一流の工作員としての訓練を積んでいる儂がハジメよりちょっと強い程度なわけがあるか。あとは技術なんかで数値以上の威力は出せる。違うな、数値以下の攻撃しか出せないのが正しいか。言いたいことは分かるか?」
「なんとなくな。ようはあれだ、その時の体力とか集中力なんかでぶれるってことだろう?あと、稼働期間っていうのはやめろ」
「どっちかといえば上限と見るほうが正しいな。何処まで引き出せるかは技術によるんだろうな。天乃川の耐性がどんなものだったかは知らないが、簡単に沈んだからな。じゃあ覚醒期間だな」
「なんか、パワーアップしそうだな。ステータスはあくまで目安。むしろスキルの方に気を配ったほうが良さそうだな」
「色々試した所、空中菜園なら出来たぞ。死ぬほど疲れるけど」
「……空力で足場を出したままか?」
「纏雷も風爪と組み合わせてストリーマ放電さえ確立させれば遠距離まで飛ばせるしな。ぶっちゃけアンカーガンでも作ってそれに纏雷を纏わせたほうが早いけどな」
「簡単に言ってるけど、それ、普通の人間じゃ出来ないだろう」
「スーパーコーディネーターじゃなければ無理だったな。演算が複雑すぎる。正直、纏雷はまとって殴るのが一番だ」
ハジメは呆れながらサトウキビで作った発酵ジュースに手を伸ばす。毒耐性最高。自分でスキルを切らなければ腹の限界まで幾らでも発酵ジュースが飲める。ステータスを見ながら良い能力を貰ったものだと内心で喜ぶ。
=====================================
七夜徹 17歳 男 レベル:114
天職:農家
筋力:2070
体力:2140
耐性:2430
敏捷:1890
魔力:2770
魔耐:920
技能:開梱[+土壌分析][+地質調査][+水脈調査][+広域化][+加工]・品種改造[+遺伝子改造]・魔力操作・胃酸強化・纏雷・天歩[+空力][+縮地][+豪脚]・風爪・夜目・遠見・気配感知・魔力感知・気配遮断・毒耐性・麻痺耐性・石化耐性・飢餓耐性・言語理解
=====================================
ハジメの2倍近いステータスだが、レベル差を考えると上昇率は悪い。タンク職を受け持つ分、耐性は高いが、魔耐は低い。魔力はガンガン作物を改造するのに使いまくってるからだろう。仙豆は本当に苦労した。レベルの30ぐらいは仙豆で稼いだしな。あと、加工のおかげで醤油味の大豆から醤油に加工できたのはデカかった。
「そういえばハジメ、儂は作物を作っとるとレベルが上がるんだが、お前も錬成をしまくればレベルが上がるんじゃないのか」
「こまめに見てないから分からない。そもそも魔物食っ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ