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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第33話 大好きな6色、嫌いな1色
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のに何故、今になって?

 そもそも今震離の身に何が起きてるのか、それすらわからない。そもそもあの震離の血は流にやられた物かどうかすらわからないし。俺のデバイス持っていったの流なのかよとか、色々な情報のせいで整理が追いつかない。

「……あんた大丈夫?」

「……え、おう。大丈夫よティア。そんな顔してるだろ?」

「いや、全然大丈夫そうじゃないわよ。顔白いし」

 何か凄い心配そうな顔でティアが声を掛けてくるけど……。

「大丈夫だって、だってよ」

『そこのバカ野郎。どう見ても冷静さもクソもないって言われてんだ。認めろ』

「……ぐ」

 小さくモニターが開き、呆れたような顔をした煌に言われる。そして、背後に人の気配を感じて、振り向くと。

「絶不調な私よりも顔色悪いなんて、らしくないよ」

 医務室で見たときよりも顔色が良くなった奏がそこに居た。

「……悪い」

「いいよ。で、ティア? 私宛の指令とか聞いてない?」

「なのはさんからの連絡。空へ上がって、説明を聞いてって。私達5人は地上の包囲。私とスバル。そして、残ったライトニングの3人でそれぞれ結界が破れたら直ぐに包囲出来るようにって」

「了解、それじゃあ行ってくる」

 目の前でティアと奏のやり取りを見ながら、少し頭を冷やす。奏がデバイスを展開する前に、真上を見上げて、深呼吸。

 良し。落ち着いた。

 そう思って目の前を見ると。ちょうど奏が空へと上がっていく所だった。

「さて、それじゃあ……ティアの所は大丈夫だろう?」

「勿論。あんたこそ、エリオ達の足引っ張らないのよ?」

「どうだろ。弱いからね俺は」

 ニッと笑い合う。そして。

「これより各員、配置へ向かいます!」

「了解!」

 そして、それぞれが配置へ向かった。

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