暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第33話 大好きな6色、嫌いな1色
[6/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ッ」
「貴様……何が可笑しい?!」
おっと、あんまりにも情けなくて、笑ってしまったよ。だって、本来ならば、これらはこんな風に叩き付ける物じゃないんだ。
あぁ、いけない。せっかく上手く行っているのに。両手の魔法陣が消え入りそうに霞む。集中が少し乱れた。
――37e889b2e585a8e381a6e38292e5868de8a8ade5ae9ae5be8ce38081e5868de5b195e9968be38292e7b6ade68c81
良し、上手く行った。いや、待てよ? 黄はどうせ使わない。あくまで見せ札として置いておこう。ならば。
――e9bb84e381aee6a99fe883bde4b88ae99990313025e38081e59084e889b2313525e4b88ae99990e8a7a3e694bee38080
指示は上手く行けたね。現在両手にセットしている。黒と緑が鮮やかに輝き出す。この様子だと背後の4色も輝いただろう。それに合わせて、アイツの表情が曇りだす。
ふと、視野が狭まったのが分かった。アイツ? 流? その姿しか見えない。
ほらほら、せっかく可愛くしてもらってるのに、どうしてそんな顔してるのさ? ほらほらさっきみたいに笑って見せてよ?
やだ、鼻から鼻水みたいな物が流れてきたわ。まぁ、こんだけ忙しいんだ。出るものもあるよね? よって無視。
不意に目の前の光景が赤く変色し始める。見えるのは流の形をした電流の流れだけ。ただあくまで遠目では、だ。
あぁ、あぁ。せっかくの美人さんが分からなくなった。だけど、そこに居るのが分かる。近くに行けば顔は分かる。
吐く息が、呼吸が煩い。心臓の鼓動が早いリズムを刻みだした。煩いけど、まだ無視出来る範疇。さぁ、約8分。二撃を与えに行こうか!
まだまだ足りないんだ、こんな物じゃ。
刹那の一瞬。その時に踏み込む。同時に流も私から離れようと下がる。
でも良いの? 下は海面。貴方は半分脚を浸けているのよ? そこはこの子の得意分野なのよ?
両の魔法陣を、
緑
(
左
)
を藍色へ、
黒
(
右
)
を水色へ変えて。右手の平を開いて突き出す。距離はまだある、だが水はそこにある!
「水屑となれ、
水色
(
ヘルブラウ
)
!」
宙を掴む様に手を握る。流の方面から水が爆発したかの様な音が聞こえる。その僅かに、何かが勢い良く抜ける音が聞こえたと同時に。
「■■■?! ■■■■■■■■!!!」
あぁあぁ、せっかくの可愛い顔が台無しになるくらいの怒号が聞こえる。だけど、これで二撃。まだ7分半もある! 前のも含めて、10分と7分! なんて素敵なの! こうも単純に当たってくれるなんて、本当に感動。凄いわ!
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ