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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第32話 不可解な行動、そして警報。
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管理が甘かったことも原因の一つやろうし、情報収集も甘かった。結果流が被害を受けてもうた……。
朝一番で連絡を受けたときには凄く驚いたもんなぁ。
『はやて!』
「うわっとぉ! え、あ、カリムやん。どうしたん?」
凄く慌てた様子のカリムが現れて思わず変な声が出てもうた……でも、このタイミングでこれって……。
『昨日預けられたロストロギアが無くなってしまったの!』
予想はついたけど……これは、アカンって……。
――side響――
カチャカチャと、手元の食器トレイから食器を片付けながらボーっとする。皆居るだろうと思ったら誰も居なかったでござる。
まぁ、それはいいんだけど、キャロの言葉と、震離の態度についてずっと考えているが。正直わからん。実際問題、アイツの本来の性格を知らない以上。元々ああいう感じなのか、それとも違うのか判断がつかない。
こればかりはキャロに話を聞かないとわからんな……。シャマル先生から聞いた震離の態度を思い返すと、一つわからないのが、今の流に名乗る時、
初めまして
(
・・・・・
)
って言ったこと。そして、何事もないように検査を受けて、何事もなかったかのように何処かへ行ったこと。
それが一番引っかかってんだけど、今一そんな態度を取る理由がわからん。それこそ超大昔の震離を見てるみたいだ。それこそ奏達と初めて会った時は……もう少しマシだったな。冷たい目で見てたけど、まだ挨拶してたし。
でもなぁ、間違いなく昔見た事あるんだよ、その態度を……何処で見たんだったかなー。
なんて、考えてると。遠くの方からパタパタと走る音が聞こえて。その方へ顔を向けると。ヴィヴィオが流の手を引っ張って何処かへ行こうとしてた。ヴィヴィオは嬉しそうに、流の顔は……一瞬すぎてわからなかった。けど、口元は笑ってるように見えたけど……。
何かヴィヴィオと初めて会った時の流のままじゃね? とは思う。
ふと、走っていった2人を静かに追いかけるザフィーラさんを見て、お疲れ様ですと思う。ヴィヴィオがここに来てからザフィーラさんが護衛を担当してるみたいで、気がついたら懐かれてた……まぁ、完全に大型犬? 狼? のフリして接してるからか、それとも無条件で自分に懐いてきたのが、嬉しかったのかどうかは分からないけど。ヴィヴィオもザッフィーって言って懐いてる。
まぁ、盾の守護獣の二つ名持ちの方だしなぁ……いつか、格闘のご指南受けてみたいもんだ。間違いなく強いだろうしね。
さて、とりあえず。なのはさんに連絡を……。
『主。メッセージが届きました。内容は午前中は書類作業。午後は部隊長室へ。との事です』
「ん、あぁ。了解」
花霞からの連絡を受けて、とりあえず隊舎オフィス
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