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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第32話 不可解な行動、そして警報。
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て」

 小さくそう返してから、食事トレイを持って、医務室の外へと出ていき、皆が居るであろう食堂を目指した。


――sideはやて――


「で、以上で説明は終わり……なんやけど、4人共、別に大丈夫やったね?」

 はは、と自分の口から乾いた声が漏れる。それにつられてこの4人も笑うけど……改めて思うんやけど。中々凄いんよね。私も色々裏技を使ってたつもりやけど、それ以上の裏技があったとは……驚いたの一言しか出ない。

「で、皆の配置なんやけど、それは少し待ってほしいんや。バランスを取るかどうか皆でもう少し相談してから、正式に振り分けるけど、暫くはロングアーチ所属……つまり今までと同じやね。ここまでで何かあるか?」

 しーん……とする、まぁ、そうやよね。

 ふと、周りを見渡した後、誰も手を上げてないのを確認してから紗雪が小さく手を上げて。

「……私達も模擬戦するんですか?」

 迫真とも言える表情で私に問いかけてきた。普段から面白い子やけど、あんまり表情出さないからなぁ。ちょっと意外なんて思っとったら。

「紗雪顔怖い」

「ぅあっ」

 スパーンと軽快な音が部隊長室に響く。時雨がどこからか取り出したハリセンで紗雪の頭を軽く叩いた音や。

 あの、それどこから出したん? とか、色々聞きたい事が合ったけれど、それよりも何か皆素面が……一気に現れたなーって。

「まぁ。なのはちゃんのことやから。きっと模擬戦は……無いと思うほうがおかしいけど。嫌やの?」

 軽く涙目頭を擦りながら私の方を見て、苦笑いを浮かべながら。

「いや、あの、私の戦術……すご〜く汚いというかずるいと言うか……それは見てからのお楽しみとでも思って下さい」

「そ、そうなんや」

 フフフと皆の表情が悪どくなる。確かにこの前の戦闘を見てる限りやと皆何かしら面白い感じやもんね。せやけど。

 いやーそれにしても戦力が増えたのはええことなんやけど……。それにタイミングを合わせたように、前線では奏のダウンに、流の原因不明の離脱。昨日の一回だけかー久しぶりに皆が揃って訓練したのは……。
 なんや、考えると悲しくなってきたわ。

「それじゃあ皆は今まで通り事務員と、ロングアーチとしてもお願いな? 皆にはもう話通してるから」

「了解」

 4人揃って敬礼をした後、ぞろぞろと部隊長室から出ていくのを見送って。

 さて、流の現状を見ないと!

 ……とは、流石に思えないんよね。朝から外回りのシグナムとヴィータに外回り終了後に聖王教会へ行くように手配した後、直ぐにカリムへ連絡を取って、もう一度持ち出せるように依頼を出した。
 理由を説明したら、凄く謝られたけど、そればかりはなんとも言えへん。私達の危機
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