暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第32話 不可解な行動、そして警報。
[3/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、普通こうよね……。私の時は震離に引っ張られたままだったから、リアクション取れなかったけど、普通見たらああなるわよね。

「え、あ、その……」

 突然のテンションの高いやつに絡まれたせいか、今一表情が優れない。それに気づいて、エリオとスバルが顔を見合わせて。

「あ、そっか……記憶が……。じゃあ、改めてまして! スバルだよ。よろしくね」

「僕はエリオ・モンディアルです」

 それぞれが名乗ると安心したように、表情が明るくなる。

「はい、スバルお姉さんと、エリオお兄さんですね。よろしくお願いします」

 ……あれ? 年上じゃなかったっけ? スバルはともかくとして、エリオはお兄さんって呼ばれたことがないのか、恥ずかしそうに俯く。それを見て首を傾げる流を見て、スバルの頬が緩んでる……。しっかりしなさいよ。

 そう言えば……。

「スバル、エリオ? ここに来るまでに震離と会った?」

 二人して顔を見合わせてから、首を横に振る。まさか震離……サボった? いやいや、そんなバカな事するとは思えないけれど……。駄目ね。今考えてもわからないわ……直接聞こう。

「それではシャマル先生。ありがとうございました」

「いえいえ、このまま隊舎に戻るならフェイトちゃんと響を呼んできてくれると助かるわ。さ、二人共上着を脱いでベッドに横になってね」

「はい、それでは失礼します」

 そのまま出ていこうとすると、ふいに流と目が合う。ぎこちないけれど恥ずかしそうに小さく手を振ってくれて、思わず目を丸くする。だけど、私も小さく手を振り返すと、嬉しそうに微笑んでくれた。


――side響――

(……わぁ、どうするんですかフェイトさ〜ん。思ってる以上に不味いことになってますよ〜)

(いや、でも、まだ早いというか……でも、どうしよう〜)

(もうシャマル先生に頼ろうか……。もしくはフェイトちゃんが丁寧に教えられるのならお願いしたけど……)

(え、いや、その……)

(いやいや、なのはさん。これは無理でしょうよ)

 俺の隣でキャロが一生懸命書類作業をしている中で、真面目に仕事してるふりの念話会議ですよ。何がという話はちょっと伏せるけれど、今キャロも分かっていないという状況、加えてエリオも分かった無い事を伝えて、この事態へ。
 初めはシャマル先生に頼ったら良いと伝えたんだけど、ここで一つ問題が発生。シャマル先生……嫌なことをいうけれど、ヴォルケンリッターの皆さんは、そういう生体機能は付いていないらしく。シャマル先生の場合、知識としてはあるけど、実際に体験してるわけではないから、どうなの? となのはさんとフェイトさんのツッコミで一旦振り出しへ戻ってしまい、現在まであーだこーだと会議している最中です
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ