暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第32話 不可解な行動、そして警報。
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掃除の時に、ロストロギアを収めていたアタッシュケースを見て驚いていたって。それ以上はいつも通りでわからないって」

 ……驚いた? 何に? そう言えば昨日封印した後……封印前にあった嫌な感じが無くなってたな、そう言えば。だけど、それで?

「その方の名前はシスターマリ。もう13年近くも教会に居た人なんだけど、教会のシスターは皆そんなことする人ではないって言ってる。でも……」

「実際は姿を消した。事情はどうあれ。その方が犯人の可能性が極めて高いですし……その方のフルネームはなんでしょうか?」

 空中にモニターを出しながら、写真と名前が現れる。出てきた女性は、タレ目にそばかす。そして、黒髪の癖っ毛。そして、目元を隠すように伸びた前髪……なんというか印象に残りにくい方だなー。

「マリ・プマーフさん。皆からはマリーって呼ばれてる方だよ」

 言われて見れば、名前の欄を見ると「Mri・pmav」って書いてある。個人的に日本語かなと思ったけどどうやら違うっぽい。

「その方は普段から物盗ったりは……?」

「ううん、そんなことするはずがないって皆口を揃えていってる。今回預けられた教会の中でもかなりの信用があったみたいだから……。それに貴重品やロストロギアを預かる場所を掃除してたんだもん。普通は考えられない。それによりにもよってそれを持ち出すなんて」

「確かに」

 そんだけの信用を得た人がなんでこんなバカな事を……。中に浮くモニターを見ながら、ふと思った。髪で隠れてよく見えないけど、この人の目の色灰色なんだなぁと。
 それ以上に、この目……。

 そこまで考えた瞬間、アラームが鳴り響いた。それと同時に、大きな魔力の反応を感じて。そして、その位置は。

 機動六課・訓練スペース

 と表示された。
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