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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第32話 不可解な行動、そして警報。
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そうしよう」
「うん、私も一緒に謝るから、ね?」
「や、気持ちは嬉しいけど駄目だよぉ。だって
聖王教会
(
うち
)
の問題だもん。
せっかく六課に封印してもらって次の日にこれだもんなぁ、ガバガバ過ぎでしょう……」
「まぁ、もしかすると六課に向かってる可能性も有るんだし、行ってみましょう? ね?」
なんとか落ち込むアーチェを復活させて、とりあえず出来ることを一つずつしていこう。
移動している間に、もしかすると目撃者がいるかも知れないしね。
――sideティアナ――
「さぁ、二人共検査は終了。お疲れ様ー」
いけない、思わず寝てしまっていたみたい。シャマル先生の声を聞いて、体を起こす。ほんの少しだけ寝たお陰なのか、頭の中がスッキリした。
軽く背伸びをしていると、既に震離が椅子に掛けていた上着に腕を通していた。私はシャマル先生がわざわざ持ってきて下さったみたいで、頭をさげながら受け取って、腕を通しながら、震離と流の近くまで移動する。
ふと、椅子に座っていた流が震離の側へ行くのが見えて、少しそれを見守ってみる、けど。
「あの、震離お姉さん。少し……いいでしょうか?」
「ん? う〜ん。ごめんね。私まだ仕事残してるから。また今度でいいかな? あ、ティアー。先に出るからねー? それじゃあね」
簡単に身支度を整えて、さっさと出ていく。流に向かって話している時も笑顔を浮かべているけど……どうにもこの対応はおかしい。思わずシャマル先生がわからないと言った様子で私の方を見るけれど、私にだって分からない。
普段から流に構っているあの震離が、今の流に全く興味を持っていないような。それどころか、当たり障りの無いように避けてるようにさえ見える。
きっと響も予想していただろう。流のあの姿をみて暴走する方を。それは私も同じだ。言っちゃなんだが、こんなおいしいシチュエーションを逃すとは思えないし、あれが照れ隠しにはとても見えない。
現に、話を打ち切られた流は寂しそうに震離が出ていった扉を見つめて、そして、席へと戻った。
そうすると、もう一度医務室の扉が開き、反射的に流も扉を見る。けど、入ってきたのは。
「……シャマル先生〜来ました〜」
「お疲れ様です」
何処と無く疲れた様子のスバルと、いつも通りのエリオ……なんだけど、なんだろう。何処と無く嫌な予感がするのは。
ふとスバルと目が合って。はっきりと何かが聞こえた。
――助けてティアー。
直ぐに目をそらす。絶対碌でもないことだろうし。そんなスバルとエリオが流を見つけて。
「あ、可愛い! これ流? すごーい。可愛いー!」
「……凄い」
分かりやすいスバルと、ただただ驚くエリオ。だけど
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