暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第31話 もう一度の挨拶と違和感
[1/14]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
――side響――
あれから、流をシャマル先生の元へ預けて、ブリーフィングルームへ向かってる最中。ぐるぐると先程の光景が頭をよぎる。
いや、正確には流も心配だけど、それ以上に
奏
(
・
)
も心配になった。
医務室へ行くと中には、制服の上着を何枚か掛けられて、お腹を抑えて、顔色も真っ青な奏がそこに居た。
顔色とか、その様子を見て察する。と言うか、なんというか。付き合い長いですし……。奏も立派な女性ですし。どれくらいツライものか男の俺はわからないけれど、見ているだけで、それは非常に辛いものだと分かる。
震離もつらそうだけど、堪えられるって言ってたし……だけど、奏の場合は非常にきついらしい。
顔色と様子を見て、シャマル先生が慌てて薬の用意等を初めてる間に、流を空いてるベッドに横にする。奏もしんどいらしく、まだ俺たちが来たことに気付いてないらしく。時折苦しそうにうめき声を上げてた。
付いていてあげたいけど、以前にそれしたら凄く怒った……まぁ、それも俺の判断ミスだし、よくよく考えればそれも当然だよなと納得したし。
シャマル先生に念話で2人をお願いしますと。そう伝えた後は、ブリーフィングルームへ一直線。多分震離が報告するだろうし、理解も頂けるだろう。よっぽどの事……もっと言えば、緊急じゃない限り、奏を前線に出すってこともしないだろうしね。
まぁ、後でお見舞いに来よう。寝間着ではないとは言え、格好整える暇もなかったらしく髪も若干荒れてたし……。
なんて考えてると、既にブリーフィングルームの前へいた。
あー、駄目だな。流も心配だし、奏も心配だし、心配事が多いなー。
「おはよ……って、誰もいねぇ」
ガランとしたブリーフィングルームで一人、寂しく座って待つことになりました。
――side震離――
「いや、ホントごめんね二人共?」
2人に飲み物を奢りながら謝る。スバルはジュースを、ティアナにはコーヒーを。そして、私は紅茶を。
朝一番に、奏を起こす作業をいつもしてるけれど、今日は少し様子がおかしく。小さく縮こまって、お腹を抑えていた。その時点で何かわかった。だけど……。
完全に顔面蒼白な奏を一人で運べるわけでもなく、朝一番から申し訳ないな−とか思いながらティアとスバルの部屋に行って、事情を話す。
流石ティア、事情話したら一発で協力してくれた。ほんとありがたい! スバルも直ぐに湯たんぽ作るって言ってくれたし、持つべきものはいい友だ……私なんて薬しかあげてないし……。
で、そんなこんなでほぼ死に体の奏を医務室に寝かせようとすると、座ってる方が楽だとのことで、椅子に座らせ、ちょうどいい湯たんぽを太ももの上に置いて、上着を掛けて、冷えないようにして
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ