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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第31話 もう一度の挨拶と違和感
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てるけれど、やっぱり何処か嬉しそうなのはなんでだろうか? もしかして。
「……手を出したんですか?」
「ち、違うわよ。酷いわなのはちゃん。ただ、その反応が可愛くて、つい……」
目を逸しながら正直にいうシャマル先生を尻目に……。
「あの、その。私……忘れてしまったみたいで……その、ごめんなさい」
徐々にシャマル先生の背中に隠れるように少しずつ下がっていく。すると、キャロが一歩踏み込んで、空いてる流の手を取って。
「ううん。大丈夫。皆事情を知ってるから……だから、大丈夫」
「……うん。ありがとう……その、キャロ……さん」
少し顔を赤くしながらにはにかみながら笑う流とキャロ。
「じゃあ、流ちゃんは少し待ってて。それじゃあ、まずは一番近かったキャロから検査を初めましょうか?」
「はい」
そうして、ベッドに座るキャロを見て、流と一緒に医務室の空いてる椅子に座る。
だけど、改めて見るとやはり可愛い。何と言っても響のバリアジャケットの上着を着て、シンプルに仕上げられたハーフアップで、いつもと大分印象が異なる。髪が長くてもきっと可愛かったんだと思うけど……。
「あの……その、なのはお姉さん?」
瞬間、何か電流が走った。なんというか、今まで言われたことのない言葉。今まで姉や兄は居たけど、私より下は居なかったから、なのか。このお姉さんという言葉の響きは思ってたよりも重い物だった。
「……えっと、なに、かな?」
「……シャマル先生から聞きました……その、私は記憶が無くなってる、と」
寂しそうにポツリポツリと話す。
「それで、その、もし……私の事を、何か知ってたら、聞かせて貰っても……いい……ですか?」
「……うん。大丈夫だよ。私で良ければ」
「! お願いします」
パァッと明るい笑顔と共に、嬉しそうにお願いされる。先程までの寂しそうな顔はもう無かった。
なるほど、これは……フェイトちゃんも可愛いっていうわけだ。本当に可愛いもの。
そして、私が知ってることを話し始めた。
初めて機動六課に来た時からの話を――
――side響――
隊員オフィスで皆で書類作業中。いつもなら訓練をしてから朝食を摂るというのが流れだけれど、今回は特殊でいつもの時間になるまで溜まった書類作業をしてから朝食。その後もまぁ同じく書類作業なわけなんですけどね。
案の定……ってわけじゃないけど、ある程度俺の所にも仕事が溜まっていたけど、思ってたほどじゃない。恐らく奏が手を出してくれてたのだろう。今回は奏が動けないから代わりに俺がいつものお返しってわけじゃないけど片付ける。
最初はエリオも手伝いますって言ってくれたけど、まずは自
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