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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第31話 もう一度の挨拶と違和感
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?」
「絶対気付いてない。あのバカスバル。自分の報告書で一杯一杯になってるんだから……」
はぁ、と軽くため息をつきながら遠い目をするティアを見て、大変そうだなぁ、なんて考えてる。私達の場合、基礎業務の大半を医務室で治療してた流が片付けてくれていた。
だから、私達の場合、仕事は多いけど、後は自分の領分を済ませればなんとかなるという状況。まぁ、報告書もそれぞれの視点からの報告だから、皆に聞いたりしないといけないんだけどね。
「うーん。これから先、分隊同士の模擬戦も増えてくるだろうけど……流とどう付き合うかまだわかんないのよねー」
壁にもたれて掛かかりながら真上を見るティア。まぁ、あの子あんまり関わってこようとしないけれど……。
「ティアは流をどう見てるの?」
「んー。なんというか超優等生。羨ましいってくらいのミッドとベルカのハイブリットにオールレンジで対応出来る……のは上辺なのよね? 冷たい評価を下すなら、それしか出来ない。マニュアルに沿わない動きをして今回墜ちた、そうでしょ?」
「……正解」
そう、流の評価とはティアの言った通りなんでも出来るけど、言い換えればそれしか出来ない。手札が多すぎて、上手い組み合わせ方を今一分かっていない感じ。これは響もなのはさんも頭を抱えてる問題だ。ティアも交えて3人であーだこーだいうけど今一決定打に掛けるというか、難しいらしい。
「私の余裕が無かったのも原因だけど、話して見るとなんというか面白いし、これからだと思う」
「そうだねぇ……これからだよ」
天井を見ながらいうティアに対して、私は床を見ながらそう呟く。きっとそろそろ
情報
(
・・
)
が集まりだす頃だ。私が欲しかったモノが……。
すると、医務室の扉が開いて。なのはさんとキャロが出てきた。
「あれ、次はティアナと震離なんだね。暴走しちゃ駄目だよ震離?」
「……はぃ」
なのはさんの強い視線に素直にはいとは言えなかった。いやだって、そういうってことは凄いんでしょう? ふと、キャロが目に入ったけど、何処か寂しそうにしてる。ということは記憶が飛んだのは本当なんだね……本当に忘れてるんだね。
そして、この空気はよろしくないから……。
「キャロ? 流はどうだった? どんな感じで……可愛かった?」
キャロの両肩を掴みながら質問する。ちょっと戸惑う。でも、しっかりと私の目を見て。
「可愛かったです」
「なら、良し! ティア行こう。なのはさんもキャロもお疲れ様です」
「はーい。じゃ行こうかキャロ?」
「お疲れ様です……震離、あんまりはしゃがないでよ?」
呆れたような顔でティアがいう。だが、今の私を止められるもの等、存在しな……。ふと、背筋が凍るほ
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