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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第30話 問題発生
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うこと。そして、次に流の瞳の色が、見た限りでは一致した事と、流のデバイスであるギルが同じ魔力質だと断言したこと。

(うーん……考えられるとしたらやっぱり昨日のアレだよねぇ……響は何か気づいてたみたいだけど、どう?)

(いえ、俺も鏡みたいに反射してるって気づいただけで何も)

(うーん。不味いなぁ)

 渋い顔をするなのはさんを見て、俺とフェイトさんは顔を見合わせてどうしたんだろうと首を傾げる。

(昨日のあれ、シグナムさんが聖王教会に行く用事があったから、お願いして運んでもらったんだよね……)

 それを聞いて、フェイトさんと2人であちゃーと言ったジェスチャーを取った。

 なんというか、タイミングが悪すぎる。そして、同時に扉が開いて。

「おじゃましま〜す」

 良し色んな意味で良いタイミングだ。なのはさんからシャマル先生へ先程の内容を伝えた後。

「響。流を運ぶの手伝ってもらってもいい?」

「え、あ、はい」

 シャマル先生に言われるまま、座って眠る流をゆっくりと横にして、抱き上げて。よし。

(よく眠ってるね)

(えぇ、普通起きそうなものなんですけどね)

 なのはさんと流の顔を見ながら念話で話してるけれど、何度目かわからないけれど、本当にそう思う。

(響、連れて行ったらブリーフィングルームへ。皆もそこに集まるように伝えるから)

(了解です)

 そう言って、先に部屋から出ていくなのはさん。フェイトさんもまた後で、と手を上げてから出ていった。

(じゃ、響君。行こうか?)

(えぇ)

 起こさないように持ち直して、医務室へ向かって歩き出した。



――side?――

―― 聖王教会本部 ――

 とある保管庫にて、シスター2人が朝の掃除を行っている。ここらにあるものは聖王教会に預けられた物があるが、中には完全封印されたロストロギアもあり、緊張した様子で掃除を行なっていた。ふと、そのうちの一人が真新しいアタッシュケースを見つけて……。

「あら、このアタッシュケースの中身って」

「え、あぁ。それは昨日機動六課にあずけていたものを封印して下さったみたいですよ。それをその日のうちで騎士シグナムが持ってきて下さいました」 

「えぇ、そう……ッ!?」

「え、どうかされました?」

「いいえ、なんでもないですわ。さ、早く終わらせましょう」

 アタッシュケースを元あった場所へ片付け、2人は再び掃除を初めた。だが、アタッシュケースを見ていたシスターは一人。不安そうな表情を浮かべていたが、誰にも見られることもなく、朝の掃除を終わらせ。
 
「……潮時、か」

 その後、アタッシュケースと共にシスターの1人が姿を消し
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