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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第30話 問題発生
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礼しました]

 なんか言い出しそうだったので、先手を撃って止める。ふざけんじゃねぇ。大体そんなんやる暇なんて今まで無かったよ。忙しかったんだし、相手居ないし……申し訳ないし。

[主、バルディッシュ様、レイジングハート様から、お返事が来ました。要約すると、意味がわからないとの事]

 あー、うん、ですよね。分かってた。
 流石に、少し頭が冷えた。顔も多分戻った。もう大丈夫だ。寝返りを体制戻して……。

「……すぅ……すぅ」

 うん、なんとまぁ。よく眠る事よ。……しかし、見れば見るほどこれ、やっぱり流だと思ってしまう。
 だが、ここで謎が……。俺から流を見て誰? とは聞けるけど、流から俺を見て、どちら様と聞かれたことがわからん。
 それに流と違って、表情が凄い豊か。昨日の御飯作ってもらった時も、それなりに表情出してくれたけど、普段の延長だし……寝起きはわからないけどさ。

 ゆっくりと起こさないようにベットから降りて……良し、行けた。

 さて。布団の中で丸くなってるこの子。どうしようかな……。あ、そうだ。

(ギル、ベッドに眠る子は流で間違いないんだな?)

[おっしゃる意味がわかりませんが、その通りですよ……。いえ、訂正します。確かにマスターと同じ魔力を有しておりますが、これは……一体?]

(あー、スキャンしてくれたのか。結果は?)
 
[報告します。マスターの体が女性になっております。それに伴って、体が少し小さくなっています……何故?]

 やっぱり、か。その上、少し小さくもなってるのか。気のせいかと思ったけど、違ったのか。

(俺もわからん。で、だ。それをバルディッシュさんと、レイジングハートさんに伝えて、そして、隊長から指示を仰いでくれ。報告は俺に。流はまだ起こさない、いいね?)

[了解]

 とりあえず、寒くないようにしっかり布団を掛けなおして、制服に着替えて……髪も縛って……良しバッチリ。

[緋凰様。連絡がありました。直ぐにハラオウン隊長が来るそうです]

(了解、ありがと。あと流に関してさ、何か変わったことがあったら教えてくれ)

[畏まりました。では]

 ギルとの念話をきって、冷蔵庫に行くついでに、入口の鍵開けまして、冷蔵庫に入ってる抹茶ラテを取って、椅子に座って一口飲む。あー、冷たい、やっぱり夢じゃねーなー。
 時計を見ると既に5時過ぎ。朝練は6時スタートだから、もうそろそろティア達は起き始める頃だろう、今頃奏は起きたくないーとか言ってんだろうなー、それを震離が頑張ってるんだろうなー。

 さて、少し頭もまわってきた所で。原因を考えましょう。

 何をどう考えても昨日のあのロストロギアだよなぁ……。あれくらいだもんこんな摩訶不思議が起きる
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