暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第29話 距離を詰めて、預かり物の封印を
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いつ、こういう所は鋭いよなー。いや本当に。

「事務4人が寮に入るってんで、部屋空ける為に、流と相部屋になったんだよ。それで簡単に掃除しに行くんだ」

「「「「あー」」」」

「……何処かに行くの?」

 なのはさんと手を繋いでるヴィヴィオが不安そうにコチラを見上げてる。あー、なんか勘違いさせたか。
 ヴィヴィオの視線に合わせるために、膝ついて、頭に手を伸ばして撫でる。

「引っ越さないよ。流も、俺も暇出来たら遊びに来てもいいし」

「「え、いいの?」」

 ヴィヴィオと一緒にキャロも反応。そういやキャロって一度も来たことなかったね。スバルもなんか期待してるけど、別に特に面白いもんも無いし。エリオは事情知ってるからかなんか微妙な顔してる。すると

「ヴィヴィオが行くなら私も行こうかな?」

 冗談っぽくなのはさんが言う。自然とスバルがお供します! って言わんばかりに手を上げた。と言うかティアも興味あるわねとか言ってるし。

「特に面白いものもありませんが、そのうちどうぞ。多分その頃には優夜も煌も居るでしょうし」

「そのうち行くよ。ね、ヴィヴィオ?」

「うん!」

 元気一杯になのはさんの言葉に応える。いやー、なんというか失礼かもしれないけれど、良いお母さんになってるなー。

 さて。

「それじゃ、また昼訓練で」

「うん! またねー!」

 ヴィヴィオに手を振って、皆が食堂に行くのを見送る。ヴィヴィオにつられてエリオとキャロも手を振ってくれた、そちらにも手を振る。

 さ、部屋掃除に行くかね。
 
 
 ――――


 あれから部屋を片して、ベッドメイクも終わらせて。気が付いたら、中々いい時間でした。そのあとは訓練スペースにて、改めて封印処理の説明を受ける。
 出張の時に行ったような封印術式をデバイスに宿して、撃ち込む方法の他に、設置魔法の様に対象をその地点に移動して封印する方法等など。いろいろ為になりました。
 あと、変わった事といえば……。

「やぁー。久しぶりに訓練スペースに全員揃ったねー」

「そうねー」

 スバルと奏がしみじみとつぶやく。そうだよなー、なんだかんだで、俺が謹慎でいなかったり、流も医務室に缶詰かと思ったら撃たれて、復帰はまだまだかと思ったら、もう復活してるしなー。

「まぁ、この後書類仕なんだけどねー……」

 震離の一言で全員……正確には流以外の全員の空気が重くなる。俺はまだ整理終わってない部分もあるし、エリオとキャロはまだまだ苦手な仕事。
 奏がフォローしているけれど、それでもまだある事には変わりはないし。スバルは出来るはずなのに溜め込んでるし、ティアナはそんなスバルのフォローに回るだろうしな。書類仕事ってホント
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