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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第28話 心配しなくていいんだよ
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と思ってる。

「ほんなら、なのはちゃん、フェイトちゃん」

「うん」

「情報は十分……大丈夫だよ」

 簡単に3人で敬礼をして、部屋へ戻ろうと歩き始める。少し進んだ先で。

「……あのな!」

「「?」」

 はやての声に、振り返って見ると、何かを決めたようなはやてがコチラに向かって走ってきた。

「私にとって、二人は命の恩人で、大切な友達や。六課が、どんな展開と結末になるかは、まだ分からへんけど……」

 深刻な表情を見せながら言葉を口にするはやてを見て、私となのはは顔を見合わせて、思わず笑みが溢れた。

「その話なら、出向を決める時にちゃんと聞いてるよ」

「私やなのはも、ちゃんと納得してここにいる」

「それに、私の教導隊入りとかフェイトちゃんの試験とか、はやてちゃんや八神家のみんながすごいフォローしてくれたじゃない」

「だから今度ははやての夢をフォローしないとって……」

 なのはの言葉に頷き、私も伝える。その言葉を受けたはやては、笑顔になった。

「フフフ、あかんなぁ。それやと、恩返しとフォローの永久機関や」

「あははは」

「友達って、そう言うもんだと思うよ」

 はやての言葉に私達も笑顔で答える。そして、もう一度。さっきとは違ってしっかりと敬礼をして。
 
「八神部隊長。今のところ、部隊長は何も間違っていないであります」

「だから大丈夫。いつものように、堂々と命令してください。胸を張って、えへんと」

 あえて少しふざけたような様子で、はやてを励ます。これくらいしないと分かってくれないからね。
 はやては少し目を潤ませ、しっかりと頷いて私達に答える。

「……うん! それじゃあ、二人共、お休み!」

 そのまま走っていくはやてを、六課の奥へ消えるまで2人で見送った。

「……行こうか」

「……うん」

 部屋に向かって歩きはじめた時に、ふとヘリの中で気になったことを思い出した。

「そう言えば、ヘリで話してた響の居合を使わない理由。なのはは何か分かるの?」

 そう、あの時響は私闘で使うのは何か違うと言っていた。だけどなのはは何処か納得した様子だった。響も一瞬分からないといった顔をしたのは分かる。

「うん。本質はもしかしたら違うかもしれないけれど、響の居合はきっと純粋な対人用……もっと言えば、殺人術。人を斬るための物かも知れない。
 響のデバイス装備の中に暗器があるのは分かるよね?」

「使ってる所は見たこと無いけど、ワイヤーやクナイが入ってるのは知ってるけど……」

「そう、きっと響は、それ込みで居合術と括ってるんだと思う。実際は違うかもしれないし、もっと深いのかもしれない。
 だけど、それを護る為の
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