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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第27話 失意と希望を
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いないとさえ言ってきた。
 辛かった。俺に、俺達に様々なことを教えてくれた皆さんが、どうして理不尽に辞めさせなければならない? 第13艦隊に居ることが誇りとさえ言っていた皆さんなのに、どうして?
 そして、もう一つ話を聞いて今度こそ俺の心は折れました。

 シェイアさんが亡くなられた事を。

 その日はもう覚えていません。気がつけば部屋に居ました。代わりに手には握りしめられた手紙が一つ。それを開いて見て、涙が溢れました。

 ――誰も響のせいだとは思っていません。GuardianWings乗組員一同。

 ただただ静かに涙を流して、シェイアさんがもう居ない事。リュウキが居なくなってしまった事、大切にされていた、艦長の宝だと言っていた船を無くしてしまった事。

 それを考えて、頭の中を駆け巡っていると。自然に自分の首を斬ろうとしました。刀の刃を以て、切っ先を喉へ向けて。

 ただ真直。自分の喉元へ突き刺そうとしました。

 だけど、それは防がれました。震離の手によって。視線をずらすと首元のわずか部分に小さな盾が。そして、刀を止めるようにバインドがつけられていました。

 部屋の扉に視線を向けると、震離がそこに居て、俺の元へと駆け寄って。全力で殴り倒されました。
 
 その時の言葉はずっと覚えています。

 ――私を救ったお前が、なんで死のうとするんだ。死ぬならお前が救った人を殺してから死ね。せめて……私を殺してから死ぬなら死ねよ!

 倒れた俺に馬乗りになって、右は拳で左は張り手で。ひたすら殴られました。だけど死のう。そう考えてた俺には何も感じなかった。思わなかった。
 そしたら、俺の肩持って、全力で魔力放電をしてきた。突然の雷撃に痛みを。何度も何度も。繰り返し放電を。

 ある程度したら、もう力が入らないからか、また両手で殴ってきました。そして、もう一度。

 ――琴さんが居なくなって……響まで居なくなったら残った私たちはどうするの?

 力なく振るわれる両手を見ると、右手の拳は切れて血まみれに。左手は俺の歯が当たったのか切れてコチラも血まみれに。
 それを聞いて、思い出しました。彼らとした約束を。管理局に来る前に交わした約束を。

 ゆっくりと起き上がって震離に御礼を告げて。その日は終わりました。
 奏に伝えたらあの子も泣いてしまった。だけど死のうとした話は4人は知りません。言う必要はないと思っています。

 それからは、ティレットさんの部隊に行くまで、皆と連絡を交わしつつ生きることを選びました。
 すると部隊を飛ばされる度に監視の目がゆるくなっていったことに気づき、俺達は少しずつ情報を集めました。
 そして、六課へ来て、アイツが裏切った時にようやく掴みました。反聖王教会の事件も
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