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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第27話 失意と希望を
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の手によりシステムクラック。船の動力がオーバーロード。唯一中にいたリュウキの手により、なんとか本局のドッグから強制出港。そして、リュウキはそのまま……。
そういう嫌疑に失態が続き、更には以前の任務を取り上げられ、その世界の住人を救えなかったと、俺達の降格が決まりました。
元々裏で生きてたような物なので階級は飾りだと思い切ってましたが、それにともなって、優夜と時雨の受験は無効。震離の捜査権限の剥奪が何よりも痛かった。
それだけでも辛かった。問題がこの後で。アヤ・アースライト・クランベルが俺たちの前に現れこう言いました。
言う事を聞かなければ、あなた達の元部下の人達がどうなっても知らないよと。
そう言って取り調べで見せた映像の他に、当時多発していた管理局員殺害にも関わったような偽造された証拠を持っていました。
そして、悟りました。こいつが船を落として、リュウキを殺して、優夜の目指す先を壊して、震離の資格を奪うように仕向けたんだと。
恐らくアイツはもっと上の階級のやつにも取り入っていたんでしょう。
アイツが言った通り、本局上層部が俺と奏の魔力を封印しようとしました。それを受けようとしている間に。
俺達の知らない場所で煌達がそれに待ったを掛け、言いました。
――あの2人ではなく、俺達にしてくれ。
俺たちの中でも実力も上から数えたほうが早い人材。自身がリミッターを解除出来る術を持てば、操る事が出来ると考えたのか、それを許諾。4人の魔力が封印されました。
正直、死ぬほど申し訳なかった。俺のせいであいつらに余計な事をさせてしまったと。俺なんかよりも強く、空を飛ぶのが楽しいと言っていたあいつらが。
その後は三手に別れました。俺達は最前線と言われる場所へ。優夜と時雨は辺境の部隊の事務員として。煌と紗雪も無人世界の観測員兼事務員として。それぞれ別れました。
割と今はともかくとして、最初の半年は本当に死んだように生きてました。だけど、せめて側にいる奏と震離だけは守らなければと思い、必死になって守りました。危険な任務があれば俺が率先して前に出て。何としてでも守らないと、そう思って生きてました。
ある日、船に乗っていた人達と偶然会って話をしました。すると、船が沈んで、俺達の降格が決まったあの日に、管理局から追い出されて居たと。その理由は結局わからないと。
それを聞いて俺は、彼らに仕事を奪ってしまったことに謝罪をしました。
――だけど、こう言われました。アナタのせいではないと。だから大丈夫。
情けなかった。悔しかった。いっその事お前のせいだと、罵倒してくれたら、仕事を奪ったと殴り倒してくれれば、いくらか救われたのに。あの人達はそれをしなかった。あまつさえ、誰も気にして
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