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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第26話 六課の意義
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さて、昨日の動きについてのまとめと、改めて、機動六課設立の理由について。それから、今後の話や」

 はやてさんの言葉に全員が居住まいを正し席へ座る。俺は少し離れて、扉の近くで後ろ手に組んで立つ。
 ふと、席に座るフェイトさんが不思議そうな顔で、小さく手招きするのが見えるけれど、小さく首を振って断る。
 不服といった顔をしてるけれど、あの、俺……いえ、自分、そんな所怖くて座れないです。昨日の件もまだあるし、何より怖いし。しかもはやてさんと統括官。ちらちらとこっち見てるけど、確実に念話してるよね。
 気がつくとフェイトさんが隣の椅子を軽く引いてアピールが強くなってる。そして、なのはさん? なんで、フェイトさんの見る目が感激に包まれてるんですか?

「改めて、機動六課設立の裏表について。それから……今後の話や」

 はやてさんの一言で、緩い空気に緊張が走る。その言葉に合わせて、カーテンが締り、部屋が暗くなった。

「六課設立の表向きの理由。それは、ロストロギアである、レリックの対策と、独立性の高い少数部隊の実験例。
 知っての通り、六課の後見人は僕と騎士カリム、そして僕とフェイトの母親で上官、リンディ・ハラオウンだ。そして非公式ではあるが、かの三提督も設立を認め、協力の約束をしてくれている」

 やはり、と言うかなんというか。いつか異動の時に見た資料の通りだ。ここまでして対策をうつんだ、もっと深い所にあるんだろう。
 そして、それはこれから分かる。しかし統括官。知っての通りって事は後で俺に口外禁止にすること頭に入れてるんだろうなー。いや、それははやてさんがやることか。

 ふと、視線を上に向けていると、モニターが現れ、統括官を始めとしたビックネームの方々。そして、あの三提督の関連図が現れる。
 
「その理由は私の能力と関係があります」

 騎士カリムが立ち上がり、古布を取り出す。その古布をゆっくりとめくっていくと古ぼけた紙束が現れ、説明を初めた。

「私の能力、預言者の著書(プロフェーティン・シュリフテン)

 そう言うと、紙束が発光し、宙へ舞い、騎士カリムを中心に回り出す。

「これは最短で半年、最長で数年後の未来、それを詩文形式で書き出し、預言書の作成を行うことが出来ます。2つの月の魔力がうまく揃わないと発動できませんから、ページの作成は年に一度しかできません」

 説明の最中に2枚のカードがなのはさんとフェイトさんの前へと差し出される。

「預言の中身も古代ベルカ語で、しかも解釈によって意味が変わることもある難解な文章。世界に起こる事件をランダムに書き出すだけで、解釈ミスも含めれば的中率や実用性は、割とよく当たる占い程度。あまり便利な能力ではないんですが」

 2人の前のカードに文字が浮か
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