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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第26話 六課の意義
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らくこの集会。ただの集会ではないということ。だからこそ両分隊のトップ2人を引き連れて行くんだな。

 だからこそ思う。俺いらないじゃないですかー。やだー。

 そして、聖王教会のヘリポートへ到着。案内されるがままに室内へ入り。とある扉の前へ。静かにはやてさんが扉をノックする。

「どうぞ」

 扉の向こうから女性の声が聞こえる。

「失礼致します」

 はやてさんを筆頭に、なのはさん、フェイトさんと続いて、最後に俺が入る。

「高町なのは、一等空尉であります」

「フェイト・テスタロッサ・ハラオウン執務官です」

「緋凰響、空曹であります」

 敬礼をした後、一歩後ろに下がる。あくまで俺は付添だからね。
 そんな俺たちを出迎えてくれたのは、聖王教会、教会騎士団騎士、カリム・グラシア。
 名前は知っていたけれど、実際に顔を拝見するのはこれが初めてだ。

 騎士カリムに案内され、部屋の奥へと進む。通された部屋には大きな円卓に、囲むように椅子が置いてある。そして、そこは既に先客がいた。

 クロノ・ハラオウン提督……いや、総務統括官。お噂はかねがね聞いておりますとか色々言おうと思ったけど、一空曹が話しかけられる相手ではない。
 曰く、六課の三隊長を纏めて相手取れるとか。曰く、シグナムさんとヴィータさん相手に完封したとか。無限書庫の司書長と組めば、不殺最強ペアが完成するとか。色んな噂を聞いたことがある。
 いやほんと、俺なんかが話しかけていい相手じゃないし、ここに俺いる理由あるんですかね?

「クロノ提督。少し、お久しぶりです」

「……ああ。フェイト執務官」

 流石に兄妹と言えど、こういう場ではしっかりと弁えてるんですね。流石です。
 ふと、視線をずらすと騎士カリムが笑いだしてる。

「皆さん、そう固くならないで。私達は個人的にも友人だから。いつもどおりで平気ですよ」

「と、騎士カリムが仰せだ」
 
 突然固い雰囲気から優しい人へ、雰囲気が変わった。
 まぁ、うん。良いと思うよ。どうも皆さん身内と言うか、なんというかだし。
 しかし、俺の立つ瀬が無いというか、居心地悪いというか。

「じゃあ……クロノ君、お久しぶり」

「お兄ちゃん、元気だった?」

「そ、それはよせ……お互いもういい年だぞ」

 あー……、そう言えば皆さん夜天の書事件と、ジュエルシード事件で関わったって何かで見たな−。というか、本当に俺空気読めない人じゃないですか、やだー。

「兄妹関係に年齢は関係ないよ、クロノ?」

 フェイトさんにそう言われ、俯く統括官。いや、いつの時代も妹って強いんだね。恥ずかしそうに顔を赤くしてらっしゃる。
 すると、はやてが咳払いと共に話し出す


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