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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第25話 出会って、変わって
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魔だったらいいけど」
「とんでもない。きっと震離も探してる最中でしょうし、人手は多いほうが助かる……りますし」
「……お前本当にシスター兼騎士やってるのかよ。言葉遣いおかしいぜ」
「んなこたぁ無い……有りませんことよ?」
「絶対ウソだ」
そう言ってから、二人揃って走りだす。正確には俺は付いて行ってんだけどね。え? 迷子になったなんて言えないし。まぁ、なんだかんだで。建物の中へと入って、流と一緒に行ったあの子――ヴィヴィオを探す。そして、二階を探している途中に。
「やべ、見つけた」
「やべって何よ。まぁ良かった」
ホッと一安心。良かった、割と速く見つかって。
「……最悪なパターンで」
「はぁ!?」
って言うもんだから、慌てて窓の外から下を見下ろす。俺の目に映るのは、トンファーを構える女の人の前に流が立ち塞がり、流の後ろには半泣き状態のヴィヴィオが尻餅をついたまま座り込んでいたんだけど。正直に言おう。何あの状況。
「まぁ、何にせよ。止めに行くぞー」
「了解!」
二階の窓を開けて俺から先に飛び降りる。理由はもちろん急ぎだから。
いやだって、あの女の人確実に流も敵みたいに捉えてるっぽいもん。急がないと危ないし。そう思って二階から飛び降りて着地、そこから慌てて二人のもとへと行くと。
「シャッハさーん気負い過ぎ」
「へぁっ!?」
ハリセン片手に俺を追い越して、シャッハさんと呼ばれる方の頭にまっすぐたたき落とし、凄く軽快な音が響く。
よく、分かんないけど上司じゃないの?
「な、何するのアーチェ!?」
「それはコチラのセリフです。女の子相手にデバイス構えて。流もそりゃ怒りますよ?」
さっきと打って変わって真面目な表情で、それこそシャッハさんと呼ばれる方が、流とヴィヴィオに向けていた顔と同じ顔でアーチェはシャッハさんを睨んでる。
うん、アーチェの発言で流が何処と無く凹んでるのは言うまでもないと思うけど。別に流を指して女の子って言ってるわけじゃないのよ? ただ、流も仕事モードらしく、なるべく表情には出していない。
「わ、私は……その……」
「何があるのか存じませんけど、警戒するにもほどがありますよ。保護した女の子なんて泣いてますよ?」
「……うぅ」
うわぁ、普段事なかれ主義なアーチェが真面目そうな人に説教してる。正直な意見を言おう。かなり、面白い図ができてる。
まぁ、そんな事してる間に、いつの間にかこっちに来ていたシグナムさんと震離がそこに居て、なのはさんがヴィヴィオの側にいる。
ちなみに流は服についた埃を払って少しヴィヴィオとなのはから離れてる。きっと懐かれているのを見られたくないんだろうな。
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