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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第25話 出会って、変わって
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置からヴィヴィオの姿は見えなかったけど、ヴィヴィオの位置からは私の姿は丸見えで、私がそこから出て行く姿を全部ヴィヴィオに見られてたんだ。うん、本気で後悔した。

――side響――

 出来る限り気配を殺して、木の影に隠れております!
 本音を言えば段ボールがあったら尚良かったんだけどね……。うん、どの世界でも段ボールは最強なんだいつだって、どんな時だって。

 で、隠れてるんだけどもさ。木の影から先程から攻撃をしている人を観察する。
 聖王教会の修道服を着て、きっちりとベールをつけているから髪は見えない。
 だけど、凛としていて、服の上からでも分かる華奢な体つき。多分格好いいと言われる部類の人間。その両手に鎖つきの鉄球を2つも持っていなければ!

「うーん。見失った、さすがだ」

 先程まで俺に攻撃をしてきた主が俺を探して辺りを行ったり来たりしている。うん、ぶっちゃけるとアレからずっと攻撃回避してました。理由は単純。面倒、そして、だるい。この二つです。
 うん、だってねぇ。折角の公欠ですよ。少しくらい休みたいじゃないですかッ!

 いや、まぁ。お前最近働いたって聞かれると、首を縦には触れないんですけどね。これといって役に立った気なんてしないし。
 
 というか今現在の俺の隠れ方がなんかヤダ。
 いや、嫌だっていうかなんていうか。昔ドラマかなんかでみた隠れ方っぽくてなんか嫌なんだよ。ここを選んだ俺も悪いけども! 今の隠れ方ってなんか家政婦は見た! っぽいから、なんか嫌なんだよなぁ。

「うん? はい。あら? ……わかりました。直ぐに」

 小さなモニターが展開され、短く会話をする。だけど、今一わからない。さて。

「へーい、どうしたし?」
 
「あら、ちょうどよかった。今しがた連絡を貰ったんだ……ですけどね。昨日保護したちっちゃ……女児が検査の途中で抜け出しちゃったみたいで」

「へー……ん?」

 何事も無いように話すから、普通に聞いてた。そして、意味を理解して。

「え、まじで?」

「……うん、それで子供のことだし、人質っぽい立ち位置の子だったし、そこまで警戒しなくていいと思うんだけど、シャッハさん、脳き……頭の固い人だから……」

「必要以上に警戒してるわけ、か」

「……うん」

 ……あぁ、アレからかなり時間がかかったわけか。
 まぁ、昼間で見つけりゃいいやなんて思ってたら、いきなり襲われたからなぁ。時間間隔がおかしくなってたな。それなりに楽しかったからいいんだけどな。

「一応無いとは思うけど、なんか警戒してるんだったら先に見つけよう。脱走だと思われて子供相手に剣とか抜かれたら洒落にならん」

「だよねー。というか響、手伝ってくれるの?」

「ん、邪
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