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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第25話 出会って、変わって
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 そう言って、お茶とパンに手を伸ばす。いやほんと無駄に買っておいて良かったー。そんなこと言って何も持ってなかったら恥ずかしいにも程がある。
 パンをちぎって食べる姿を見て、ふと思う。背中が丸い、いつもだったら背筋伸ばして食べているのに……。

「……昨日のこと。気にしてんの?」

 ビクリと体を震わせた。その反応を見て納得する。

「報告な。別に誰も責めちゃ居ないよ。むしろそんなになってまで守ってくれてありがとうって言われる事だ。胸を張れ」

 そっと流の頭を撫でる。パンを食べる手がまた動き出す。静かに水滴の音が聞こえるけれど、きっと空耳だ。撫でてると思う。14なのにこの子は本当に小さい。それなのに、あんな砲撃を一人で受けきったんだ。賞賛に値するよ。
 食べ終わるまで、そのまま撫で続けてた。そして。

「すまんな。そんだけしか無くて」

「……いえ、お気になさらないでください」

 おぉ? 珍しいこともあるもんだ。仏頂面の流が珍しく笑ったよ。普段もそれくらい話したり笑ったりすりゃいいのにな。さて、時間はそれなりに過ぎた……っと。

「流、時間は大丈夫か?」

「えぇ……大丈夫です……よ?」

 ……今日はいろいろイベントが起きる日だなぁ。いやいやマジで。いやだって、ついさっき流が隠れてたのに、また茂みに誰かいるよ。今度は普通に茂みが動いてるから素人っぽいけど。三回目だぜこれ?

「……そこに、どなたかいらっしゃいますか?」

 隣りに座る流が、ガサガサとまだ音をたて揺れる茂みに向かって静かに問いかける。
 茂みから少しだけはみ出して見えたのは艶やかさを帯びる金色の髪だった。多分これほど雑って言ったら悪いけど、隠れ方から見るに子供だと思う。

「……行きますね?」

「あいよ」

 静かにベンチから立ち上がって、ゆっくりと茂みに近づく流。ちなみに俺は座ったまんま。だって流が率先してやってくれるんだもん。楽なんだよ……本当に。

「……捕まえまし……た?」

「……ぁ」

 と茂みに手を突っ込んで、持ち上げて現れたのは、現れたのはエリオやキャロよりも少し幼く見える少女ってか、女の子だったんだけど……だけど。

 ――この子昨日の子ですよね?

 流がこっちを向いて指示を求めてんだけど……正直なところ、今すっごく驚いてる。いやだって、昨日衰弱した状態で見つかってんだよ? 何でもう起きてるし? ってか、何で警備ザルなんだよ。
 っていうか、なんで流は流で首かしげてんだよ……って、知らないだったね。って、あーあーあー、あの女の子の顔がどんどん涙目になって……泣くなありゃ。って思った瞬間。

「え、あ……と、驚かせちゃったかな?」

 怪我がないか一通り確認してから、抱
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