第一章
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村長は二人に茶を出したうえで話をはじめた、ここで名乗った名前はバンバ=グンダムといった。大柄で逞しい身体だが声も物腰も実に温和なものである。
「私の妻は実は天女でな」
「天女でか」
「そしてこのオアシスに降り立った時に私は見初めた、私がまだ二十三歳の頃だった」
「若い時か」
「そして私は妻を何とか説得してだ」
その様にしてというのだ。
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