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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第24話 彼らの正体
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ったものを防いだ。
心強いなんてもんじゃないよ、全く」
……借りが2度も出来ちまった。しかも返しても返しきれない程の。
「まだ疑ってる?」
「いやまさか。何処から来たんだって言う疑問はあれども、あんなになるまで護った人を疑うのはどうなのさって」
茶化すように言ってくる辺り、奏も疑っては……いや、震離を助けたあの日から信じてたんだろうな。
「さて、明日も早いし。私は寝るよ。響は?」
「もう少しここに居る。色々あったのを纏めておきたいし」
「了解、それじゃあね」
ササッと、足早に去っていくのを見送って。もう一服していれば。
人が近づいてくるのが分かる。それは、
「……まだ眠らないの?」
「そちらこそ。こんな夜更けにどうしたんですか」
……兆候はあった。あの事件の後の撤収作業中。ギンガやエリオ達から質問されまくったし、なのはさんからはやっぱりねと言わんばかりに、色々言われた。
六課に戻ったと思えば、シグナムさんは不敵に笑って、ヴィータさんもこれで含み無しで色々出来んなって言って下さった。
そんな中。1人だけ全く会話をしなかったのが……。
「はいこれ、お茶で良かったかな?」
「わ、ありがとうございます」
フェイトさんだけだった。
そして、その理由は。
「……ねぇ響。人を殺したって……本当?」
――sideフェイト――
響達の正体が割れた。同時に、完全にこちら側に付いてくれるという約束もしてくれて。
本当は、いろんな事を聞きたい。
だけど、それ以上にね。
「……ねぇ響。人を殺したって……本当?」
分かってる。何か事情があったのだろうと。
分かってる。敵対した人をやむを得ずと言うことかもしれないと。
でも、子供を。そうアヤ三佐は言って途切れた。
おそらく続く言葉は、子供を殺した、という言葉だろう。
特殊部隊に居たと言っていた。事情は分かるよ……だけど。
「……後にも先にも1人だけ、この手で殺めました。7・8歳くらいの女の子を」
瞬間、頬を叩いてしまった。
自然と手が動いた。理由があると分かっているのに、だ。
「……ぃってぇ。あぁ……痛ぇ」
叩かれたというのに、何処か嬉しそうにしている。
「……この実情知ってる奴らは。皆口揃えていいやがる。お前のせいじゃない、と。
それでも、どんな事情があれど……俺は人を、子供を殺したという事実は揺るがないのに」
今度は一転して、辛く苦しそうに。
「……ねぇ響」
だから聞こう。どうして、そんな事になってしまったのかを。
「分かってます。……少し
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