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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第24話 彼らの正体
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 そして、この日は解散となった。私達4人は明日の朝一で本局で色々な手続きをするから家へ帰る事に。帰る僅かな間でもロングアーチの面々からは凄く質問攻めされて大変だった。
 響と奏もFWから色々言われてた。
 ただ、帰る時にシャマル先生が深刻そうな顔で響と話してたのが気になったけど。
 
 あと残っているのは、私達とアーチェの関係だけど……まぁ、それは来てから話しましょうか。
 
 大体今頃……教会の人からものすごいお叱り受けてそうだし。
 あくまでアーチェはお手伝い、訓練とかは見れるけど、スクランブルとかは管轄外だもの。

 ただ、これ以上に一番驚いたのが……潜入してた紗雪から聞いた事情。
 無限書庫の司書長さんが暗殺されかかった事もそうだが、それ以上に。

 魔力ではなく、気を用いて潜入して、その独自の転移術と札を見切られて、居場所に人が来たという事実。
 私達以外に、何かをしようとしているのが居るという事実。加えて響が言っていた、第三者によるトラックを襲撃したガジェットの迎撃。
 偶然にしては出来すぎている。何か関係している筈だけれど……。
 
 まぁ、今は色々開放されたという事実に喜びましょう。
 
 幸い、上から何か言われてもそれを迎撃できるだけの情報はこちらも持ってるし……どうもいろんな人が絡んでるから、直ぐにどうこうって事は無いでしょうきっと。
 
 ただ、あくまでそれは……響をのぞいた私達6人に対してだ。
 
 響にはどうしてもひっくり返せない物がある。
 ホテル・アグスタの大量の血痕。あそこで何かがあったと示す事実。それを起点に、響に疑いを掛けられれば……参ったな。こればっかりは響を完全な白に出来ないんだ。
 
 ま、これについても……これからは表立って調べることが出来るし、時間かかりそうだけどなんとか頑張りましょうか。
 
 
 
――side響――

「俺が地下に潜ってる間に、そんな事があったなんてな。驚いたわ」

「……ほんっとだよ。まぁ、響居なくても時雨いたし、なんとか成ってたとは思うよ」

 屋上に上がって奏と2人で、自販機のお茶とココアで一服。
 
「震離は?」

「……二度目だからねぇ。すごくショック受けてたよ」

「……そっか」

「凄いねぇあの子。シールド抜かれた瞬間、自分に防御掛けて、後ろにもシールドおいて……文字通りの肉壁として守り抜いたよ。
 恐かっただろうに」
 
 缶の縁をなぞりながら、ポツリと呟く様に話す。
 
「……一番のアンノウンだと思ってた。だけど蓋をあけりゃ二度も護った。
 一度目は自分に意識を向けさせて、気を失った震離を。
 二度目は今回だ。なのはさんもギリ間に合わなかった、三人がかりでギリギリだ
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