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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第24話 彼らの正体
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る。
だけどね、はやてさん。
「無い、と思いたいです。ですが、その方が嘘を付くようには私には見えませんでした。そして、響達の前の隊長と、私や煌の前の所属していた所の方達と知り合いみたいですし。何より」
車の中で名乗ったあの人を思い出す。同時にその時の言葉を聞いた時。この人ならば、と。そう感じた。
「以前の御礼もまだ済ませていません。そう言われて、不思議と笑ってしまいました」
テレたように笑うあの人を思い出す。まさか、あの場でそんなことを言うとは思わなかったから。
「それに、何より色んな部隊長さんと知り合いって、嘘でもいえないことをサラッと言う辺り怖いなって」
皆それを察したのか苦笑いを浮かべる。さて。
「今は表立っての協力はできないですが、色々手は回すとおっしゃってたのでいつか分かるかと」
そこまで言って頭を下げる。だけど、やはり隊長陣は納得して居ない様子。まぁ、こんな説明で撒けるとは思ってないけどさ。本当のことだもん仕方ない。と言うかやっぱ、無理あるよね……。
と、はやてさんが周囲を見渡して、空気を察して、小さく手を上げる。
「はい、はやてさん」
「震離も皆と同じ階級なん?」
そう言われた時、一瞬だけ間が出来た。そして、私達六人そろって。
「「「「「「言うの忘れてた」」」」」」
皆さん、一瞬転けそうになったり、苦笑を浮かべたりするけど、実際の所言われるまですっかり頭から抜け落ちてた。
「あー、そうですね。あの子は元准空尉。捜査官になってましたねー」
あはは、と笑いながらあの子のことを思い出す。そう言えば、私や優夜、煌達と違ってなんか道を見つけたとかなんとかで、一足先に資格取ったり、色んなパイプ作ったりしてたなー。人見知りのあの子がそれした時、響泣いてたっけ。成長したなぁって。
さて。
「まぁ、私達四人の技能とかは明日が済んだら伝えます。なんやかんやで、紗雪とか私は説明するのに手間がかかりそうですし。それに本局経由でヘリの損失消してきますんで」
そういってはやてさんに向かってサムズアップする。任せなさい。色んな所に貸しとかあるから、なんとかしてみせる。と言うかなんとかしないとアルトが凄く凹んでたからね。ヴァイスさんも落ち込んでたし。
「そう……なら、お願いしようかな。皆も大丈夫?」
はやてさんが振り返って皆の同意を求める。静かに頷いたのを確認して。
「なら、私達から言うことはありません。改めて、機動六課は貴方達を歓迎します」
そう言ってはやてさんは響に手を伸ばす。響もそれを見て改めて頭を下げて、その手を取る。
「コチラこそ。今はもう力も何もありません。ですが、誠心誠意協力する事を誓います
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