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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第24話 彼らの正体
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――side響――
「それじゃあ響。知ってること。あなた達の正体を話してほしい」
「はい、構いませんよ」
今現在、部隊長室にて査問を受けてまっす☆
あ、すいません。☆いりませんでしたね。本当にすいません。ちょっと変な方向にテンションが上がってまして、はい。
現在ここに居る面子は、はやてさんを含めた隊長陣が勢揃い。震離と流を除いたFW全員、そして、ロングアーチの全員がそこに揃っていた。
補足として、流は怪我の具合から聖王教会の病院に運ばれていった。早い処置のお陰で思ってる以上に大事には至っていないそうだ。だけど、目の前で落ちる流を見た震離の落ち込み方が凄かった。
まぁ、あの子からすれば二度目だ。ショックを受けることもあるだろう。追加で一つ頼まれているのが、保護した女の子も、同じ病院にいる。だから何かあれば、すぐに連絡を入れるように伝えておいた。
ちなみに煌もここに居るが、戦闘が全部終わった後で、自力で地下から這い上がってきたらしい。加えて敵を逃したって、悔しがっていた。
改めて、皆の表情を見ると、警戒はされてない……だけど、何処か皆不安そうな表情だ。でも、無理も無い今日は色んなことが同時に起きすぎた。
改めて皆さんを、特に俺の対面に座っているはやてさんを見据えて、
「さて、何処から話しましょうか」
「……アヤさんについて」
真剣な表情だけど、わずかに声が震えている。
「もう分かると思いますが、俺が……いえ、俺たちが情報を流した相手は「アヤ・アースライト・クランベル」その人です」
「……何でや?」
「それは何に対してですか?」
「何で、アヤさんが……ッ!」
目の前で更に険しい顔つきになるはやてさん。まぁ、分からなくもない。この隊舎を提供して、いろいろ六課の設立に関わったらしいし。でも、それがあの人のやり方だ。
――有能な駒になりそう。
ただ、それだけのためにあの人は協力するふりをする。そして、信頼しきった相手を一気にどん底までたたき落として、自分の手駒にする。要するに上げて落とす事を得意とする。
だから、あの人は人に取り入る術を、いい人っぽく振舞う事が出来るんだ。その内にどす黒い感情を持って。だから、裏切られていたということに気づいた時点で遅い。その時点で既に取り返しの付かないことになっていることが多い。
俺達の場合は少し異なる事情だけど、ね。
「隊長陣があの人の事をどれほど慕っているのかは知りません。ただ、俺らはあの人の事は死ぬほど大嫌いです。だから、情報を流せって言われても適当に誤魔化してきたんです」
「……じゃあ何で響達はアヤさんに従っていたの?」
「……そうですね。それについても説明しましょ
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