『ルイズが召喚したのが、ツボツボだったら?』
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せっかくですので木の実ジュースを作ってもらいませんか?っと提案され、ルイズは、少し考え、とりあえず、いいわよっと返事をした。
するとシエスタが、食堂のキッチンから木の実を色々と持ってきて、ツボツボに渡した。ツボツボは、触手のような手で器用に木の実をかき集め、殻の中に入れていった。
これで、しばらく歩き回るとジュースが出来るんですよっと説明。
しばらく歩き回れと言われても…っと思いつつ、ルイズは、食堂で食事を摂った後、授業に出て、そして授業が終わった後に、ツボツボがルイズの足をツンツンとつついた。
どうしたの?っと聞くと、ツボツボは、自分の殻を示した。どうやらジュースが出来たらしい。
そしてルイズは、シエスタを呼び、シエスタは、清潔なバケツを持ってきて、ツボツボの前に出した。
ツボツボは、斜めにされたバケツにドロドロのジュースを出した。
うわぁ…不味そう…っというのがルイズの印象だった。
反対にシエスタは、美味しく出来ましたよ!っと喜び顔。そしてコップに注いで、どうぞ!とルイズに差し出した。
渋々受け取ったルイズは、まず匂う。匂いは…、甘い木の実の匂いだ。傷む寸前の果物の匂いに近いような気もしなくもない。
美味しいですよ!っとシエスタがキラキラを目々で期待しているので、ルイズは、意を決して、グッと一口飲んだ。
芳醇な木の実の濃厚な甘み、ドロドロというかトロトロとした舌触り、喉を通るときまで味が分かるような気がするほど味わい深い。
不覚にも…美味しい、っとルイズは思ったし、口にしていた。
よかったです!っとシエスタは、喜び。ツボツボも喜んでいた。
健康や美容にもいいらしいですよ!っと聞き、ルイズは、これからもツボツボにジュースを作ってもらうことにしたのだった。
実家に帰った際には、ツボツボの木の実ジュースを病弱なカトレアにあげた。とても喜ばれた。
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