暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第23話 機動六課のある休日、総力戦。
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あいよ〜クア姉)

(こっちから指示を出すわ。お姉様の言うとおりに動いてね?)

(ふ〜ん了解〜)

 そう言うと、地面がまるで液状化でもしているように、地面から腕が出てくる。その一本の腕はヴィータ達のいる橋の下の地面から伸びていた。橋の上ではルーテシアに対する簡易尋問が為されている。すると、ルーテシアに向けて念話がはいる。

(は〜いルーお嬢様)

(クアットロ?)

(なにやらピンチのようで?お邪魔でなければクアットロがお手伝い致します)

(……お願い)

(はい〜。ではお嬢様? クアットロの言うとおりの言葉を……その紅い騎士に)

 楽しそうに、それでいて嬉しそうな、悪魔のように気味の悪い笑みを浮かべながら彼女は念話を続けた。


――side――


「見えた!」

「良かった。ヘリは無事」

 その安堵もつかの間、市街地での反応をなのはとフェイトは察知した。それはロングアーチも捕捉していた。それはビルの屋上、大型ライフルの狙撃砲を構えたディエチだった……

『市街地にエネルギー反応っ!お、大きいっ!』

『そんな、まさかっ!』

 その力は、遠方にいたはやてにも感じられるほど強く。ヘリのそばにいる3人もその力に警戒を強める。

『砲撃のチャージ確認。物理破壊型、推定Sランク!』

 その通信を聞くや否やなのはとフェイトは顔を見合せた。

「フェイトちゃん!」

「うん!」

 更に勢いをつけて、ヘリへと向かう二人。

 それと時を同じくして、廃棄ビルの屋上では、先ほど姿を現した砲撃機がチャージを行なっていた。

「インヒューレント・スキル。『ヘヴィ・バレル』、発動。」

 それに合わせて、橋の上に居るルーテシアを介して、クアットロはヴィータへと話しかける。

(逮捕はいいけど)
「逮捕は、いいけど……」

 その言葉に、反応するヴィータ、リィン、ギンガ。だが、ルーテシアの言葉は終わっていない。

(大事なヘリは、放っておいていいの?)
「大事なヘリは、放っておいていいの?」

「!?」

 その言葉で、ようやく気づき、血の気が引く。ヘリが、撃墜の危機に瀕していると言うことを。
 だが、クアットロは更に言葉を続ける。

(あなたは)
「あなたは」

(また)
「また」

(守れないかもね)
「守れないかもね」

 その言葉に、ヴィータが激しく反応する。瞳は激昂し、明らかな動揺の色が見える。そして―――

「―――発射」

 大気を焼き切るように貫き、瞬神のごとき速度で飛来する砲撃はヘリを捉える。その刹那、ヘリのあった場所を、轟音、そして爆風を上がった。


 砲撃が放たれる瞬間、海上にい
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