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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第23話 機動六課のある休日、総力戦。
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ううん、人造魔導師素体の少女に。
いや、この場合は、持ってたレリック2つにかな?
そして、最後は。流の動きが何時も以上に悪い。そう言えば、スバル達の場所に合流してからなんだよね……もしかして、アイツと面識がある?
いや、会った時初対面だと言ってたし、余所余所しい所も見受けられた。
「まぁ、それでもッ!」
カートリッジを数発使って、目の前のガジェットをなぎ払い、防御に徹する。今は、ヘリを守ることに集中、流もこちらでカバーすれば問題ない。うん、それがいい!
ちなみに、地下水路チームは、少女と、融合機の子の拘束に成功し、ここでヴィータさんが一言がはっきり聞こえた。
『子供苛めてるみてーでいい気はしねぇが。市街地での危険魔法使用、及び公務執行妨害。その他諸々で逮捕する』
空で戦う私と奏の手が止まったからきっと、向こうの現場もこう思ったと思う。心の中で「あれ、ヴィータ副隊長って」と思った筈。
だけど、そんな緩い雰囲気を一瞬で変える事が起きた。
――sideナンバーズ――
空を飛ぶヘリから離れた廃棄ビルの屋上に、人影が2つ。1人は白いマントを羽織り、もう1人は茶色いマントに、何か筒のようなものを包み込んだ、同じく茶色の布を持っていた。
「ディエチちゃ〜ん。ちゃんと見えてる〜?」
「あぁ。遮蔽物もないし、空気も澄んでる。よく見える。護衛の魔導師が1人いるみたいだけど、問題ないと思う」
と話す二人、一人はNo.4、名をクアットロ。大きな丸い眼鏡が特徴で、白いマントを羽織る。
一人はNo.10、名をディエチ。茶色の長髪、それを薄黄色のリボンで結われていた。
「でもいいのか?クアットロ。撃っちゃって? ケースは残せるだろうけど、マテリアルの方は、破壊しちゃうことになる」
「ウフフッ。ドクターとウーノ姉様曰く、あのマテリアルが当りなら……本当に『聖王の器』なら、砲撃くらいでは死んだりしないから大丈夫。だそうよ?」
「ふ〜ん……ま、どうせ当たらないし……」
そう言うと、ディエチは持っていた布をはぎ取る。中から出てきたのは、ロングバレルの砲撃機。
「まぁ、そうね……あら?」
瞬間、クアットロの方には、彼らの姉であり、gTである。ウーノから連絡が来ていた。
『クアットロ。ルーテシアお嬢様とアギト様が捕まったわ』
「あ〜ぁ。そう言えば例のチビ騎士に捕まってましたね〜?」
『今はセインが様子をうかがっているけど』
「……フォローします?」
『お願い』
「はぁ〜い」
薄ら笑いを浮かべながら、ウーノからの通信をきり、即座にセインと呼ばれる人物へと念話を繋げる。
(セインちゃん?)
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