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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第23話 機動六課のある休日、総力戦。
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 そのまま杖を回しながら前へと踏み込み、直撃する弾だけを落とすことに意識を向ける。 
 マスクマンもまた、銃口を外して、刀をこちらに向ける――が、
 
「マジか」 

 踏み込み、杖を振り下ろすが。一歩下がって回避され、宙を空振る。その隙を逃さないと言わんばかりに銃口を向ける。
 なるほど、阿呆だが馬鹿じゃねぇ。
 
 だがな。
 
 空振った杖先をそのまま地面にぶつけて抉る。加えて、その勢いのまま更に加速し、杖先を起点に地面を蹴って。
 
「……流石! やるではないか……ッ!」

 銃声が響くが、こちら速度に対応しきれず、銃口が追いついてない。
 そのままマスクマンの背後を取って。空いてた左手に魔力を込めて相手を目掛けて一直線に走らせる。
 
 もう一度躱そうとそのまま振り返りつつ前方へ跳ぶマスクマンを追走。踏み込んだ瞬間拳を突き出して――  

「「何だ?」」

 真上よりデカイ反応に気を取られて、一瞬間が出来て―――
 
 


――side震離――


 まぁ、簡単に今のというより、空の状況を教えようかな。

 とりあえず現在の状況は、ガジェットII型の実機と、幻影の編成部隊が周囲に展開してて、それを残滅するために、わざわざはやてさんが前に出てきた。
 それまではなのはさんと、フェイトさんがガジェットの相手をしてたけど、はやてさんが来たことで、二人をヘリの護衛に付けるっぽい。そして、私達はと言うとね。

「震離、集中してよ!」

「はいはい!」
  
 流がヘリの前に出て、ガジェットを迎撃する。奏もヘリの後方で迎撃してる最中だけどね。そして、私は遊撃を。
 まぁ、ついさっき、ヘリの前後にガジェットが飛んできたんだけど。遠隔召喚による実機と幻影の混合編隊らしく、攻撃の通らないものもある。うん。めんどうだね全く!

 まぁ、だけど。

 正直なところ、この程度だったら今の私と奏で対応できる。それに少ししたら、なのはさんとフェイトさんって言う強力な戦力がやってくる。しかも海上じゃはやてさんが、ガジェットを殲滅中。
 リミット解除を行おうとしたらしいけど、それは通らなかったらしい。理由はわからないけど、何かが介入したと思う。
 だけど、それでも。不安はぬぐいきれない。理由は単純で。
 
 紗雪からの連絡で、合流して情報を纏めるはずが、スクランブルに成ってしまってそれどころじゃなくなってしまったから。

 加えてヘリの中に座っている人物が居るから。

 アヤ・アースライト・クランベル。

 その人がそこにいる。今まで何もしなかった人が。急にこんなトコロまで出張ってきた。多分何か意図があるから出てきたんだと思う。多分なにかあるんだろうな。保護したあの子に、
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