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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第23話 機動六課のある休日、総力戦。
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今なら言える、くっそ疲れた顔をしているんだろうな、俺は……。
――side煌――
とりあえず! 久しぶり! メタ発言するなって? 気にしないでね!
まぁ、簡単に今のというより、現状を報告。色々あって響と交代した、以上。
目の前には南蛮侍ことマスクマン。あと、周囲の視線が超痛い。まぁ、仕方ない。しがない事務員がここに居るんだ、そりゃ驚くよな。
「貴様……あの侍を何処へやった!?」
「騒ぐなうるせぇ。ちょっと色々やることができたんだよ。察しろバカ」
ごちゃごちゃ騒ぐ侍を無視して、踏み込み、炎を纏った杖で振り抜くも躱される。
少し遅かった。FWの面々から距離を取り、そのままアイツを追撃。左右の炎の塊から、火の弾を射出。同時にもう一歩踏み込む。
「これは……邪魔だな!」
瞬時に侍が炎の塊へ銃口を向け、弾幕に対抗する。コチラも連射を上げて対抗するが……。
――出力が安定しねぇ。
弾幕を撃ち抜いて、炎の塊にスフィアが刺さる。これくらいの射撃、昔だったら少なくとも拮抗まで持ち込めたのに。術式を停止し、塊を消す。
「飛び道具など、無粋! 火の者よ! 相手をしてやろう! 鳴けよ
血粋
(
ちすい
)
!」
[了]
アイツが構える刀より、短く機械音声が聞こえたと同時に、アイツの刀を中心に青黒い魔力が渦巻く。
持ち手を変えたと同時に、下段の構えを取る。角度と、構えから、下方から斜め上に斬り抜ける袈裟斬りだ。俺の杖とアイツの刀がぶつかる瞬間。ただ、その瞬間に。刀を振りあげてきた、けど。
「遅い」
「なん――」
小さなシールドを刀の軌道上へ配置、そして、受け止めたと同時に刀をバインドで縛る。動きが止まったアイツの前で、一気に魔力を杖に集め、そして。
アイツの顔面――、仮面の前に杖の先端を向ける。
「爆・ぜ・ろ!」
杖の先端より爆発が起きる。けれど、そのエネルギーを先端の向いてる方へ収束させ、南蛮侍を弾き飛ばす。その勢いのまま、近くの柱を削って壁へと激突、崩れる瓦礫と巻き起こった煙の中へと飲み込まれた。
数年ぶりに撃ったけれど、我ながら良い収束に、いい火力。さすが、俺。
惜しむべきは……。
「だめ、か」
間違いなく当たった。だが、軽すぎる。防御されたわけでもないが、これは変な感じだ。以前響と話した、ショートジャンプかと思ったが、アレとはまた違う。これは……?
。さて、どうするかな。
「スターレンゲホイルッッ!!!」
……なんか、そんな声が聞こえたとほぼ同時に俺の背後が一気に明るくなりました。同時に爆音も聞こえて、耳が変になったけど、それは直ぐに治るから問題ないとして……。
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