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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第23話 機動六課のある休日、総力戦。
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だ空間の主もエリオ目がけて突っ込む。そして、エリオのストラーダの一閃。そのまま距離を取って俺とキャロの前に着地した。

「くっ……!」

 瞬間、エリオの頬から鮮血が飛ぶ。正直、安直すぎたと後悔しそうだけど、それは後で今は目の前のことに集中しよう。そして、辺りを舞っていた粉塵が晴れる。そして、俺達の目の前にいたのは。

「……人型甲殻虫……いや、この場合は召喚獣か?」

 目の前にいたのは、全身が黒い人の様な形の人型甲殻虫だった。
 そして、その人形甲殻虫の後ろには紫のロングヘアーの少女。年から見て、エリオとキャロと同じくらい。そして、両手に付けてるのはキャロと似たタイプのデバイス?
 だとすれば……この子がアグスタの時の敵方の召喚者か? 魔力光がわかれば尚の事断定出来るわけだが……。

 なんて、考えてるうちに、その少女がこちらに左手を向けた瞬間。

「邪魔」

 小さく呟いたと同時に紫の魔力弾を放出。うん、この子がアグスタで居た召喚士だと思っていいな!
 
 いつだったか震離が言ってたな。
 ――放出した魔力を、圧縮したシールドなり、バリアを張れば一瞬だけ反発するけど、その一瞬で方向を変更すれば受け流せる、もしくは反射できる。って。
 やってみるか。右の手の甲に圧縮したシールドをつけて。目の前に来た放出された魔力を!

「フッ!」

 打ち払う! 

 ぶつけた瞬間、反発作用で腕が弾き飛ばされそうになったけど、少し踏ん張って腕を振り抜く。すると目の前までに来ていた少女より、放出された魔力が向きを変え、腕を振り抜いた方へ飛んでいく。

「え!?」「わ!?」

 後ろで二人が驚いてるけども……正直に言おう。二度としねぇ。まぁ、とりあえずだな。

「その程度で、レリック奪おうなんざ、数年早いぜ?」

 左の刀を抜いて、その切っ先を黒い人型甲殻虫と、紫の少女に向ける。うん、ちょっと思う所しか無い。訓練時じゃない実戦で……エリオやキャロと同じくらいの子と戦う日が来るとは。
 
 いや、止そう。
 それよりも現状確認。右手が凄く痛い。普通に斜めにシールド張って受け流せば良かった。でも、まぁ。ハッタリには十分だろうな。

 さて、と。それじゃあ。

「やろうか」

 ただ一言、目の前に立つ二人へと声をかける。

 だけど、人が格好良く。滅多にやらないことやって、キメたその瞬間に。轟音とともに、天井が一部爆発、そのまま抜けて、

「会いたかったぞ、さぁぁぁぁああああむぅうううぅうううらぁぁぁぁああああいぃぃぃぃいいいい!!!!」

 うん、そうだよ、こいつホテルアグスタの時のマスクマンなんだけど……なんだけど。
 アイツの声が聞こえて、黒い人? と少女の前に着地した瞬間。
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