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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第23話 機動六課のある休日、総力戦。
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白くねぇ。もっと早く往くけど……響よ。ついてこれるか?」

「抜かせ。2年のブランクあるお前に言われたかねぇよ。優夜こそぬかるなよ」

 日本語からミッドチルダ語に戻せば、
 
「あら、秘密の作戦会議は終わり?」

 ご丁寧に待っててくれて有り難い。ありがたすぎて涙が出てくる。
   
 さぁ、今一度。と考えた瞬間。

『位置確認、詠唱完了っ!発動まで、後4秒っ!』

「了解っ! 響、優夜!」

「え?」「ん?」

 フェイトさんからの連絡、何事と思った瞬間。市街地の上空に別の魔力反応を感じる。あぁ、なるほどはやてさんの魔法か。
 なんて考えてたら。
 
「ここまで、か。ヒビキとユウヤ……でも、あぁヒビキ……今度は私と――」

 そう言って転移していくのを見送って、こちらも即座に離れる。
 
「とりあえず……」  

「……戦術的勝利ってとこだな」

 パシンと、軽いハイタッチして、深くため息。
 遠くのフェイトさん達の様子を見ると、上空に出来た丸い黒い玉が一気に辺りを飲み込んでいく。
そして、幻術張りながら、逃げるのがキツイのか、幻術を解除して全力であの魔法から離脱した、あの二人の姿があった。だけど――

[(投降の意志なし…逃走の危険ありと認定)]

[(砲撃で昏倒させて捕らえます)]

 うわぁ、通信で聞こえたから素直な感想を言おう。バルディッシュさんはともかくとして、レイジングハートさん。砲撃で昏倒させるって……あぁ、だから、今のなのはさんになったのかぁ。納得納得。

 なんて思ってると。あの二人の前方にフェイトさんが、そして後方にはなのはさんが。そして、2人の砲撃準備が整う。うん、あんなのに挟まれたら死ぬほど怖いな。だけど、さすがにもう切れる手は無いのか、二人とも砲撃に身構えてる。

かに見えた。

「トライデントッ!」

「エクセリオンッ!」

「スマッシャーッ!」「バスターッ!」

 両隊長の二つの砲撃が互いにぶつかり合う。だけど、ぶつかるよりも前に確かに見えた。あの二人が急に空を見上げたのを。そして、ぶつかる前に何かが回収したのを!

『やったっ!ビンゴッ!』

「……じゃない、逃げられたっ!」

『『えっ!?』』

「直前で、救援が入ったっ!」

「アルトッ! 直ぐ追ってっ!」

『は、はいっ!』

 そう言って追跡を始めるけど、うん。はっきり言おう。ありゃ駄目だ。既に離脱された。
 うん、追おうと思えば追えるし、逃げた位置も確認できるんだけどはっきり言おう。多分無理。おそらくこっちも第三者の手で逃げられるだろう。召喚使いが居るんだ、逃げることくらい訳もないだろうし。

 ふと、ヘリの合った方を振り向くと、既に
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