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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第23話 機動六課のある休日、総力戦。
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情が見えず、ノイズ混じりの女言葉だというのに、狂気で笑っているというのがよく分かる。
ホテル・アグスタで現れたアンノウンをけしかけられたと同時に、こちらも優夜が転移魔法で現れ、2対1をしているというのに……全然歯が立たない。
それどころか、今、眼前で殺傷の有るデバイスの自爆を受けているにも関わらず無傷。しかも爆風で飛ばされることなく悠然とこちらを眺めて笑っている。
「お前……トンデモナイのに目をつけられてんじゃねーか」
「……いいだろ。モテて困ってるんだ。引き取ってくれてもいいのよ?」
「いらねぇよ。好きな子居るんだよ」
お互いに軽口を叩くが、その実情は芳しくない。
手加減抜きの斬撃に、優夜の槍の穿ち、刺突、薙ぎ払いを悠然と受け止めあざ笑うアンノウン。
俺の攻撃が通らないなんてわかってた。だが、不安定とは言え俺より魔力があって、威力を出せる優夜の一撃でさえも受け止めるこいつは……一体何だ?
「……防御系にしちゃ、強すぎるが……出力元はなんだ?」
「出力もだが、爆風受けても耐えれる……いや、何もなかったようにそこに立っていられる事のほうがわからん」
ミッドチルダ語ではなく、日本語で話す。上手く聞き取れないのか、あのアンノウンは首を傾げている。
「まるで無敵モードみたいだな。星を取って無敵、あの曲が流てきそうだよ」
「アレは時間経過で終わるけど、こちらは何時までかわからん分、不利だぜ」
……本当最悪。
だが。
「それでも、響の徹し……拳を握ったら警戒してるよな」
「あぁ。場合によっては内臓破壊してでも徹すのも選択肢に入れるか」
柄を握りながら、拳を見せればアンノウンが構える。
やはり、以前食らったのが未だに頭に有るらしい。加えて、何度か打ち込もうと拳を構えた瞬間、俺から離れるように、もしくは打撃を放って距離を取っていた。
それでも不安要素は多い。と言うより、意味わからないことが1つ。
こちらの手を読んでるかのように、見えないタイミングで、避けられない筈の打ち込み、徹しをこいつは察して、それを受けないように立ち回っているということ。
それは俺ではなく、優夜にも言える。
槍術から、拳を握って徹しの打撃をやろうとすれば、それだけをピンポイントで回避しようとする。
まだ見たことも受けたこともない、初見の優夜だと言うのに。
まぁ、徹したからって何かが変わるとは思えない。
現に二人ががりだというのに、こちらは圧倒されているんだから。それどころか、優夜の一撃を見切って切っ先を掴むという事もしている。
つまり、二人がかりで遊ばれているという現実。
それが――。
「舐められっぱなしも面
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