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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第23話 機動六課のある休日、総力戦。
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「シャマル先生、直ぐに流に治療を。奏、ここから私と貴方は空のガジェットの迎撃。紗雪はアイツの方へ真直追って!」

 様々なモニターを展開しながら、各方面に指揮を取る時雨の姿がそこには会った。



――side響――


「おいメガネ」

「あら? あら〜、どうしてかしら、いつの間にそこに?」

 メガネの女の背後から花霞を向け、もう一人にも前の刀を向ける。

「あぁ? ネタを教えるバカが何処に居る? 大人しく投降しろ。さもなくば斬る」

「……それは遠慮します〜、今日のところは! 貴方には、お姉様を当てましょう!」

 動くと判断し、即座に眼鏡の方に斬りかかる。が、それより先に。足元から虹色の光で出来た細糸が俺を縛る。的確に腕と刀を。
 そして、眼鏡が茶色の長髪の子を抱えて空を飛んで逃げる。

「クソ! フェイトさん、なのはさん!」

「で、でも!」

「目先の事を片してからやりましょう。それに大丈夫です。あの子の奪還は確実に! だから、今は!」

「ッ! 行こうなのは!」

 俺の意図を汲んでくれたのか、フェイトさんがなのはさんの腕を引っ張って、あいつらを追った。
 バインドで縛られた腕と刀を無理やり斬り落とす。そして。
 
「あら、愚妹も良い仕事をするわ――久しぶり、ヒビキ?」

「……わぁお」 

 同時に、風が吹いた。強い一陣の風が。自然と頬が緩む。まさか、こんな時が来るとは思わなかったから。


――side紗雪――

「この魔法陣、まさか!?」

 アイツの前に琥珀色の魔力の魔法陣が展開される。それが何か察して勝ち誇ったような笑みを浮かべている。
 確かに、貴方とあの人は協力関係だった。だが――

「アーチェさん!?」

「うるさい」

 現れたと同時に鉄球を振りかぶり、アイツを襲う。今のアイツは子供を抱いているし、腰にはレリックのケースを2つもマウントしている。それでは、満足に動けないだろう? 
 空いた左手に持つ杖をアーチェに向ける。それよりも速く。

「行くよ!」

 もう一段階、踏み込みを、ギアを上げて、速度を上げ、突撃。アイツの右手側に周り、そこから、女の子を奪い取って、札を張って転送。
 それを確認して、両椀の鎖と鉄球を本来の大きさまで戻して振り回すアーチェ。それを杖先……いや。魔力刃を展開し、迎撃する。

「そういう事! クライシス!」

[All right.]

「……固いっ! チィイイイ!」

 分厚い氷のシールドが展開され、アーチェ攻撃が通らない。カートリッジも何も使用しないとか。流石Sランク。重いアーチェの鉄球を防ぐとは。普通のシールドに自分の魔力変換を用いてシールド張るなんて、並大抵じゃ
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