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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第23話 機動六課のある休日、総力戦。
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たはやては、直ぐに限定解除許可を行った。解除したのはヘリのそばにいる奏と震離ではなく、ヘリに向かっているなのはの限定を直ぐ様解除した。
 確かに、スピードならフェイトの方が上で、AAAとAAの二人でも止めれる可能性は高い。しかしあの砲撃を確実に止めるとなるとなのはクラスの防御能力がないと辛いのだ。
 そして――

『砲撃……ヘリに直撃……?』

『……そ、そんなはず無いっ!状況確認っ!』

『ジャミングが酷いっ。確認できませんっ!』

 
 ロングアーチの面々から、悲痛な声が聞こえる。同時に寸前までヘリの側にいた二人の反応もかき消えている。直撃する瞬間、そこにいたのは、ヘリの中にいたヴァイスにシャマルにアヤ。そして、あの少女。
 更にヘリを護衛していた震離と奏の二人だ。

 だが、ヘリの護衛をしていた3人は、リミッター付でA。到底あの砲撃を防御できるとは思っていなかった。だからはやてはなのはの制限を取り外した。

 そして、爆煙が晴れていき、同時に映像が回復する。煙が完全に晴れたとき、そこにいたのは―――

「……ロ……ング……アーチへ……。スタ……05。ヘリの……防御、成……功」

 ボロボロになりながら、声を発するのは。大剣が砕かれ、ライフルも外部からの衝撃により折れ曲がり、血を流しながら、血を吐きながら、ヘリを守った流の姿がそこにはあった。そして、その後ろで奏と震離が2人合わせて何重にもシールドを重ね、その姿に唖然となっている2人の姿があった。そして、即座に震離が流を抱きかかえ、戦線を離脱していった。

「あらら……」

「わかっていたけど、ああやって、止められるとはね。悔しいね。クアットロ、予定通りお願い」

「うふふ……まっかせなさい!」

 と、これから逃げようとする二人に無数の黄色とピンクの光弾が雨のように降り注いだ。それに気付いたクアットロとディエチの二人は、屋上から瞬時に離れるとそれをかわす。
 一人は飛び跳ねながら、一人は飛行をしながら逃げようとするが、速さに置いてはフェイトの敵ではない。なのはも、フェイトとのコンビネーションで追い込み、魔力弾で完全に包囲する事に成功した。

「そこまでです! 大人しく縛につきなさい!」

「騒乱罪と質量兵器使用の罪で逮捕します!」

 デバイスを2人に向け、投降するように呼びかける。が、追い詰められているはずなのに未だ余裕の表情、それがわからない。

「あらあらぁ。ヘリから離れちゃっていいのかしらぁ?」

「……?」

「仲間がいるのは確かですけどぉ、誰も「外」からとは言っていませんよぉ?」

「「―――っっ!!!」」

 声にならない悲鳴と共に、一斉にヘリに視線を向けた瞬間、六課のヘリは轟音を上げて爆発、四散した
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