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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第23話 機動六課のある休日、総力戦。
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ん、その間も絶えず向こう側からローラーの音は聞こえる。刀を二本とも一度鞘に戻す。無機物だし、壁相手だから、これやると絶対罅は居るからやりたくないんだけどね。さて。

「二刀流。砕星」

「ん? どうしたの響? 刀を直して、また抜いたりして?」

「あぁ、気にすんな。それよか離れてろ、危ないぞ?」

 ギンガの側に移動して、少し離れるように指示する。うん、何いってんのって思われてるけどいいんだよ。なんて考えた瞬間。さっきまで俺がいた位置の壁が爆発して、炎が噴出した。
 うん、予想通り!

 粉塵が晴れると、そこには見慣れた――

「ギン姉っ!」

「ギンガさんっ!」

 そう言って、スバルとティアナがギンガの元に駆け寄る。スバルがぶち抜いてきた壁は……いや、壁だったものは綺麗に砕かれてるけど、たった今まで戦闘があって、その余波で打ち抜いた。
 まぁ、それよりも、だ。

 こんなに近くまで接近していたのに、お互いに気づいてなかった。
 ジャマーがあったのか、そうでもないのか……。

 なんて考えてたら、皆俺置いて先に行ってました。正直に言おう俺このポジションなのかな?

 追いついた頃には既に全員レリックの反応地点に到着してました。え、置いてかれて怒ってるんじゃないかって? フフフ、それは無い。ただ、ちょっとガジェットの生き残りが居てただ切り刻んだだけですよ。本当に面倒なんて思ってないさ。うん、本当だよ?

「ありましたっ!」

「……俺何もしてねぇよ」

 うん、今さっき着いて、空気読んで探し始めた瞬間なんだけどなぁもう。まぁ、とりあえず。

「キャロ、ナイスー」

「ありがとう!」

 レリックの入った箱を持って笑顔のキャロの頭を軽く撫でる。
 うん、いい笑顔ですな全く。スバル達も集合したし今回はこれで……。
 いや、何かが地面を蹴る音が聞こえた瞬間。俺はキャロの前に移動する。そして、刀を抜いた瞬間、俺の視線の先の空間が水面を叩いた時みたいに歪んだ。だけど!

「魔力弾程度で!」

 歪んだ空間より、四つの魔力弾が飛んでくるけど、二本の刀でそれを叩っ斬る。だけど、その瞬間、右の刀から鈍くて嫌な音が聞こえた。
 持って後数撃。だけど左の刀はまだ持つ。だったら――

「まだいける!」

 左の刀を鞘に戻して、右の刀一本で微かに歪んでいる空間目がけて、斬撃を撃ち放つ。同時に砕けたけど、斬撃は放てた。魔力使ってない純粋の斬撃だ。当たればそれなりに痛い。だけど、斬撃が当たるよりも先に、地面に着弾して、粉塵が舞う。同時に歪んだ空間が移動した。けど!

「エリオ!」

「うん! でやああああっっ!!」

 気合の咆哮と共に、歪んだ空間目がけて斬りかかる。だけど、歪ん
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