暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第23話 機動六課のある休日、総力戦。
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――side響――

 ちょうど今。人造魔導師計画なんてものの話が出ていて。地上で保護した女の子が実はそうなんじゃないかって話の途中だ。

 その言葉。人造魔導師計画って聞いた瞬間、全員が言葉を失った。まぁ、わからんでもないけどさ。最近同じことがあったからね。

「これは、あくまで推測ですが……あの子は人造魔導師の素材として作り出された子供ではないかと」

『優秀な遺伝子を使って、人工的に生み出した子供に投薬とか、機械部品を埋め込んで後天的に強力な魔力や能力を出せる……それが人造魔導師』

 ギンガの言葉を拾ってスバルが繋げる。少し違和感が有るが……さすがは主席って所と思えばいいかな? まぁ、それよりも。

「ギンガ、後数分以内でガジェットくるから警戒を怠るなよー」

「う、うん。わかった」

 歯切れが悪い、そして少し顔が青い。多分、例の女の子の事を気にしているかな? ま、それまで余計な事は考えないでいこうか。

[A movement reaction perception, at the Gadget Drone.(動体反応確認。ガジェットドローンです)]

「来ます! 小型ガジェット、8機!」

 うん、なんか動いてる気配はあったし、『音』も聞こえてた。予想通りだな全く。さて、

 ――数分後。

「はぁあぁああああ!」

 ギンガの一撃でガジェットが砕け散る。うん、やっぱりカートリッジがあって魔力が多いと強いね全く。さて、周囲にガジェットの気配なし。ていうかやっぱ室内戦楽だわ。
 無理に距離詰めなくてもある程度近いから楽だしね。
 誘爆も気をつければ平気だし、震離たちみたいに無駄に魔力は使わずにただ切り落としてるだけだから、あんまり爆発しないんだよ。それでも一応気を使ってるけど。
 
 そういや、震離や奏の事何一つ聞いてないな。

「空の上は、なんだか大変みたいね」

「あぁ。まぁ、平気だろ」

 さっきから流れている通信の状況を聞いていたギンガがため息を漏らす。それもそうか。遂に八神部隊長も前線に出て、リミッターの解除申請までして迎撃に当たってる。
 でも、まぁ。見せ札としてはもってこいだと思うけどな。一応存在感もアピールできるしね。さて。
 
 先に進もうとした瞬間。聞き覚えのある音が聞こえた。なんかこう、ローラーが走る音。早い話がスバルのデバイス、マッハキャリバーの音みたいなのがどんどん近づいていくる。
 はて、ギンガは俺の前を走ってるけど、それとは別に聞こえる。で、その音はこの壁の向こうから聞こえてくる。

「ギンガ」

「なあに?」

「さっきも言ったけど。こういう地下壊すんならさ」

 首を傾げるギンガを無視して。壁の前に立つ。う
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