暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第22話 機動六課のある休日、その中の仕事人。
[8/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
》された、ガジェットドローンの残骸。しかも5機。トラックを襲うには多すぎるし、廃棄区画に迷い込んだものじゃない、意図的にトラックを襲ったものだ。
 
 しかも、未だにスパークしているということは、まだそこまで時間はたっていないが……それを破壊できるだけの何かがいたということ。
 
「響。連絡して全面封鎖してくれるって。これ、どう捉える?」

「……第3勢力か、もしくは」

 視線を荷台のあった場所を見れば……木箱の残骸の中に見える機械的なポッド。大人ならば膝を抱えた姿勢なら入りそうな……いや、子供位なら余裕で入る程のもの。
 
「……入ってた何かかもしれない」

 生体ポッドがそこにあった。
 まだ乾いて無い事から、先程まで何かが入ってたということ、それが何かはわからないが……。
 視線をずらせば、ギンガの顔色が悪い。きっと、色々想像しているんだろう……人が入っていたら、と。
 流石にこういうのを見るのは初めてだったか。暫くそっとしようかね。
 
 ……それにしても。
 
 生体ポッドが、えらく綺麗に破壊されていること。まるで、安全に外に出す事を目的としたように、綺麗にクリアパーツを切り抜いてる。
 周りのガジェットも、何かに斬られてるようだし……しかもこれ。
 
[主、これって]

「分かってる。頼むから言うなよ? 唯でさえ俺の立ち位置不味いんだから」

 ……俺だったらこう斬るっていう場所だった。 
 
 やだーもー。ギンガと一緒にいるとは言え、お前だろって決めつけられたらしんどいなー。
 
 その上……。
 
「何か引きずっていったのは、わざと持っていったのかな?」

 視線を下に向ければ、何かを引きずったような跡が複数あり、それは、地下高速の避難経路に向かって真っ直ぐに伸びていた。
 このまま追跡するにせよ、事故現場をそのまま放っておく事はできない。
 
 そして、そこに休みのはずのキャロから連絡があった。
 
『こちらライトニング4。緊急事態につき、現状を報告します』

 切羽詰まった声を聞いて察した。
 これに関係あるな、と。

『サードアヴェニューF23の裏路地にて、レリックと思わしきケースを発見。ケースを持っていたらしい、小さな女の子(・・・)が一人』

『女の子は意識不明です』

 キャロに続いて、エリオからの女の子の状態を聞いて。

「……大当たり、女の子かぁ」

 ……嫌な思い出が蘇る。あー……くっそ。

「響? 大丈夫、顔色悪いけど……?」

「ん? あぁ。平気、ちょーっとな。こういうの苦手なもんで」

 ……さ、切り替えよ。

「ちょっとフェイトさんに連絡入れる。ちょっと調べててくれる?」

「うん。お願いね
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ