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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第22話 機動六課のある休日、その中の仕事人。
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っとこっちに向かってる筈。煌、何時でも行けるよね?」
「もち。一応隠してたデータ全部引き出して、連結、展開してる。六課に着く頃には完成するよ」
後部座席でモニターを展開して、
2年
(
・・
)
掛けて集めたデータを組み合わせてる煌。助手席では、紗雪から送られてきたデータを大急ぎで纏めてる時雨。運転する俺も内心焦ってる。なんて言ったって。一発で響と奏を縛っている鎖を外して、助けられるカードを手に入れたんだからさ。
だけど――
「やっぱりおかしい」
「ん?」
時雨が不意に呟く。
「だって、今まで優夜の情報網に掛からなかったのに、潜入してまで調べてる紗雪でも掴めなかったのに、何で急に……」
悔しそうに、歯を食いしばりながら言うのを横目にしながら。
「そうだな。時間を掛けて、信憑性の確認をとりたかったけれど、時間がない」
「……分かってる」
まぁ、その手札を切って、相手がどう動くかは分からない。もしくは分かっててやったかもしれない。どういう意図があってかは知らないけども。
「とりあえず、廃墟街通ってるからバレたらアウトだが……いいよな?」
「当たり前だろ」「何を今更」
煌と時雨からの力強い返事に、つい笑ってしまう。ショートカットとはいえ、立ち入り禁止地区だもんな。ここ通ったほうが六課までは早いんだよなー。なんて考えてたら。
『いきなりですいません。こちらフレイ・A・シュタイン――』
「……え?」
なんか見知った人の顔が出たなぁとか思って、フレイさんが名乗ったわけなんだけど。フレイさんの階級聞いた瞬間。思わずハンドルを握る手から力が抜けて事故りそうになった。
――side響――
――少し前に遡る。
ギンガと合流したと思えば、近くで横転事故があったらしく、廃棄区画を通ってる場所でも有るからと、そこに来たわけなんだけど。
「妙だな」
「うん。事故は大したこと無いのに、運転手さんすごく怯えてる」
視線を向ければ高速管理センターの警備の人に心配されている。代わろうかと言ったんだけど、管轄外だろうって突っぱねられた。
まぁですよねーと。一応事故ってる関係で、そっち方面の管理局員が飛んでくるんだけど、もうちょっと時間かかりそうだし。
その割にはえらく怯えてるのが気にかかる。
「ギンガ、ちょっと見てて。現場見てくる」
「うんお願いね」
現場検証というか、保存しなきゃいかんから代理でしようと荷台の方へ来たわけだが――
「ギンガ! 直ぐに全面封鎖要請! ガジェットドローンの出現と、それを撃破するだけのアンノウン有りと!」
「……嘘。わかった!」
目の前には既に|破壊《・・
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